コの付く流行り病に感染した話

 2月3日の通院の日に、普段は感じないような倦怠感に襲われた。
電車で通院するのだが、ものすごい眠気に襲われた。今までに無かった。そして帰りに普段は絶対に無い…甘い飲み物を猛烈に飲みたくなった。
私は甘い飲み物が苦手で、飲んだら水が欲しくなるくらいだ。
だがこの時は水が欲しいともならなかった。
 病院にも行ったが何もなし。
 おそらく、この時から免疫力が一気に低下したのだと思う。平日に寝て起きても疲労が残る事が前々から増えていた。

 そして14日、すさまじい寒気と関節の痛みに襲われて会社を早退。
その日の夜に熱が38.0度まで出る。

 次の日15日、熱が39.0度まで出た。
流石に何かに感染していると思い、病院へ行く。
検査の結果イの方ではなくコの付く方だった。
 39.0度を超えても寒気がして身体もすさまじい倦怠感に襲われていた。
寒気はしても高熱が出ていたため、喉が真夏の時みたいに非常に乾く。
 味覚に変化、塩っけを苦く感じるようになる。
 夜寝ようと思っても私は不眠症なので寝る為には睡眠導入剤を飲む必要があるが、ここまで熱が出ていると飲んで寝てる間に何かがあっても自力で起きる事が出来ない。最悪だ。

 16日、熱が40.0を超える。解熱剤のカロナールを飲んでも39.0度を下回らない。
 味覚もぼやけた。これだけ熱があれば当たり前かっと考えていた。
喉が死ぬ程痛いとは聞いていたが、本当に痛い。唾液を飲み込むだけで激痛が走るからか、脳がそれを拒むのか唾液の分泌がされない。喉も乾いて余計痛い、喉の内側が切れて血が出ているのかってくらいの痛みだった。鎮痛剤を飲んでも抑えきれない喉の痛みだ。
 当然睡眠導入剤も無し。

 17日、解熱剤を飲めば熱が38.0度まで下がるようになった。
喉の痛みがあまりにも痛い。続く痛みから声擦れている。
 風呂に入ることが出来ないから臭いが気になるが、ニオイがしない。嗅覚バグったか?っとぼんやり考えていた。

 18日、解熱剤を飲んでどうにか37.0度まで下がるようになった。
17日から解熱剤を飲むと一気に汗が出てくる、気持ちが悪い。だが熱が下がって楽になる。
 喉の痛みは相変わらずだが、飲み込むと耳が痛い。鎮痛剤を飲んでも貫通してくる。

 19日、解熱剤を飲んでやっと平熱になる。
飲まなくても37.0度まで下がるようになった。
 何か湿っぽい臭いが鼻にまとわりつく。後にわかったが、どうやら後遺症で嗅覚障害が出たらしい。ドブみたいな臭いがずっとする、これを書いている最近では湿っぽい場所に行くと強烈に臭う。台所は地獄だ。
 そして物のニオイが感じないからコーヒーが美味しくない。なんの匂いも感じない、妙な苦みがある飲み物に変わり果てた。

 20日、あまりの耳の痛みで耳鼻科に行くと、どうやらコから併発で中耳炎になる人もいるらしい。
抗生物質と鎮痛剤をもらうも、中々痛みが引かず、抗生物質3日分を越えて5日目でようやく痛みが退く。

 今。
常にドブみたいな臭いが鼻にまとわりつくことはなくなったが、湿っぽい場所では臭う。そして物のニオイがほとんどしない。味も一部が変わってしまっている。
 咳込むことが度々ある。

 ケガでは骨盤骨折を真っ二つにした時が一番きついが、病気関連ではインフルやイワシのアレルギー反応の2強からコが1番キツイに躍り出た。
舐めて掛かるな、本気でしんどい。

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