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7月末の徒然草

暑い日々が続きます。妙深寺は夏期参詣中、早朝から大勢のお参りをいただいています。毎日のご供養当番、本当にありがたく、感謝しかありません。

再生工事で新しくなった厨房、喜んでご奉公いただけているようで、本当に嬉しいです。ありがとうございます。

開導会の月でしたので月末まで住職御講を全教区それぞれに奉修いただきました。つくづく、妙深寺のご信者みなさまに感謝しております。本門佛立宗の正宗徒、御講の願主となって住職、教務を支えてくださっている方々がおられればこそ、こうして走り回ってご奉公できています。すべて妙深寺の正宗徒、御講願主の皆さまのおかげです。

その御講では、どのお席でもお席主やお参詣者から感動のお話がありました。お仕事、ご病気、人間関係、いろいろな人生の場面、状況を、「私はこのようにして乗り越えさせていただいた」「こんな素敵なことが起きた」「こうして助けていただいた」というお話です。

妙深寺では住職御講もYouTubeで配信されてしまうのですが、毎席150名から200名近くのお参詣があったようです。感動の御講を少しでも感じていただければありがたいです。

すべてリアル、ドキュメンタリー、ノンフィクション、真実です。虚飾、脚色、一切なしです。等身大の幸せ。日々の営み、人生の集積、本物のご信心。

功徳を積み、罪障を消滅し、御利益を感得。ここでなければ味わえない体験型の人生道場、突飛で特異なことのない暮らしの中の仏教があります。

ザラザラした世の中で、油断をしているとカサカサした人生になってしまいます。再び新型コロナウイルスも流行しているようですが、見えない心のウイルスはずっと猛威をふるっています。感染したら予後が悪く、後遺症に悩まされてしまいます。

お参りしている方々、ご奉公いただいている方々の顔が輝いて見えます。末法悪世の宝物です。お参詣者の数だけヒーローがいます。末法悪世の中で本物の仏教の信仰に目覚めることなど、世にも珍しい、あり得ないほど奇跡的なことだからです。

教祖のいない、自分中心のスピリチュアル、「スマホ教」という深い森の中に迷い込んでしまった方々が多くいて、残念に思います。情報社会は古代の賢者より膨大な知識を人びとにもたらしましたが、その情報を処理する能力や理解し消化する智慧は与えてくれません。個々人の増大する欲望や色眼鏡。むしろ誰の話にも耳を傾けない、孤独、孤立、慢心という穴に堕ち、ありのままにものを見ることの出来なくなった人たちが増えているように感じます。

「深く信心を発して日夜朝暮に又懈らず磨くべし。何様にしてか磨くべき。只南無妙法蓮華経と唱へたてまつるを、是をみがくとは云ふなり。」一生成佛抄 / 日蓮聖人

南無妙法蓮華経
南無妙法蓮華経
南無妙法蓮華経

私もさすがにクタクタになりました。本当の本当に歳をとったと思います。本当本当に体調管理をもっとしっかりしなければならないと思っています。

暑い中ですが体調を崩さずお過ごしいただけますよう、祈念しております。

御教歌「世は夏の 川原涼みの時くれど 人のこゝろは冬ごもり哉」

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