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9月9日

大病をして今日でジャスト2年が経った。

2年前は、心臓病なんて微塵にも思っておらず、通っているクリニックの処方する薬で治る!!と思っていた。ただお盆明けに行った近所の医者で、脈拍が異常に高かったのが少し気にかかっていた。
脈拍は、平均150。通常は、50~100の間とされている中、この数値はかなり高く、家にある家庭用の血圧計が不整脈を拾わず、ほとんどがエラー表示だったのを覚えている。
2年前の今日、滋賀病院へ行き検査診察を受け、即入院ということになった。
今日、ジャスト2年に当たる日が通院日で先生に当時のことを話すと、「ほんまに死なないでよかった」と。先生、あんたが助けてくれたんやで〜とは言わなかったが…(笑)

2年前の病気の説明のメモ?を見せたら、「ほんまや、私の字や(笑)まだ持ってたんや」と。初心に戻るために、あの時のしんどさを忘れないためにずっと持ってますよ。

今一度病気を振り返ってみる。
当時の診断は、
 ①頻脈性心房粗動
 ②うっ血性心不全
 ③心室内血栓症
という診断であった。

①は不整脈からくる。心拍数が非常に高く、1分間に150~160が
規則正しく続く症状。

②は、お腹が膨らんだり、足首が非常に太く浮腫んだり、心臓機能が働かず、各臓器に血液、酸素が送られず、各臓器に水が溜まって浮腫んでくる状態。少し動くと息苦しかったりした症状がそれである。
この時は、かなり重度な心不全で、多臓器不全も起こしていた。

浮腫を取るため、24時間心電図と点滴治療(利尿剤とヘパリンで血栓を溶かす)


③は②の状態で血液が入れ替わらずドロドロの状態になり固まってくる症状。これは、血液検査でも数値として出るけど、確定するのは心臓エコーでその動きを確かめてからとなる。見事に大きな血栓だった。
心室内血栓症は、必ずと言っていいほどの確率で脳に飛び、脳梗塞を起こして死に至るといわれている。何もなく生きているのが珍しいと....

横腹が痛く、ガスが溜まったような感覚で、薬飲めばすぐ治ると軽く考えて
いたが、こんな大病と知ってからなかなか現実として受け止められなかったのは確かだ。

滋賀病院に9日間入院してから、滋賀医大へと転院し、開胸手術で血栓除去することとなった。今日、先生に『胸、こんなに切り開くなんて思ってなかったですよ』というと、「笑笑笑」と。このことは、手術2年目を迎える頃にまたブログリます。

『心臓病になりました』

はじめ
https://note.com/seijiroishii/n/nd70af74643ff
(2)
https://note.com/seijiroishii/n/n33f673cbc374
(3)
https://note.com/seijiroishii/n/ne36a818384ea
(4)
https://note.com/seijiroishii/n/n222787c1cec1
最終回
https://note.com/seijiroishii/n/n222787c1cec1

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