短歌人2014年12月号

2014年12月の月例作品です。

大空をカンバスにしてまっすぐにひこうき雲が書く一の文字
あかねさす葡萄酒少し飲み過ぎて葡萄酒色に頬染める君
あかねさす紫色のワイシャツが今年の色と背中を押され
少しだけよそゆきの声聞きたくて自宅の固定電話を鳴らす
名前のみ大きく書いた自由帳そこに無限の世界ひろがる
昨日へと戻るボタンを押したなら明日の僕は何処へ行くのか

短歌人に入会して2回目の月例作品です。
ご感想などありましたらお寄せいただけると嬉しいです。

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