使うと”おじさん認定”とはいうけれど



おもうのですが、羽鳥さんももう50歳という”いいおじさん”なのですし、わざわざ若者におじさんと認定されたところで、それがどうしたと言うのでしょうか。

開き直るとか居直るわけではなく、人には年相応の所作というものがある。妙に年寄りじみた立振舞いをする事もありませんし、惰性にまかせて老け込むのがいいとはいいません。いつまでも若々しくいるというのは、健康面でもそうですし精神面でも本人だけでなくまわりで見る他人にとってもすくなからず気持がいいものであるのは間違いないでしょう。

ですが、アンチエイジングと言う名の若作りは、老ける以上に一面でそれこそ痛々しくありませんか。

記事によると、笑ってしまうようなセンテンスの最後に「(笑)」をつかうのは時代遅れだそうで「笑」とかっこをつけないだけでなく、最近は「w」(waraiのwが語源でしょう)や、その「w」の字が草に見えるという理由で「草」がつかわれるのだという。それくらいまでは私もついていけましたが、草から派生(?)した「大草原」とか「ジャングル」とか言われると、お手上げです。

羽鳥アナが赤い太字の!(エクスクラメーション)を使うのがイタいというのなら、LINEで大草原とかつかっていたら、そっちの方がイタいと私はおもう。


本質的には、文章術でもファッションでも対人関係でもいっしょなのですが、他人にどうおもわれているのか自分の立ち位置を正しくマッピングする力が問われているのです。文中にやたらと太字の赤い!や?をつかうと、引かれる(というか、私としては叱られているのかとげんなりきます)からやめておこうかな、くらいの想像力はほしい。ただ、だからといって若者に無理してすりよる事も無いではありませんか。若者ではむずかしい、おじさん=大人の落ちついた散文を見せてほしいところです。

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