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彼らはもう問題から逃げない。赤字から黒字へ。農業経営。

https://seitas.hatenablog.com/entry/2018/10/15/224956
以前 上記のブログで話をしたように
2018年に房の駅農場の代表にもなり
2018年10月から本格的に農業経営をみるようになった。
大きな赤字からはじまり、問題の山積みどころではなかった。
もしこの農場の名前に「房の駅」という冠がついていなかったら
完全に見捨てていたとおもうぐらいの状態だった。



隠された問題、隠している問題、隠しているつもりのない問題。
負の報告を隠させないために
全ての問題を笑顔で受けとめ、1つ1つと向き合った。
(森曰く 笑顔ではなかったらしい笑)
とにかくスタッフとの話し合いがはじまった。
かっこよくいえば意識改革なのかな。


約束は守る。
言いづらいことをオブラートに包まず言う。
謝らないといけないことは一緒に謝りにいく。
戦わなきゃいけないところは一緒に戦う。
スタッフにとことん責任を追求する一方、
守るときは兄弟のように守る。
見過ごすことは何一つないし
逃げ道を一切ゆるさなかった。



泣きながらくらいついてくる彼らの姿をみて
信じることを決めた。



自分自身の立場や任されているポジションを考えると
現場に出ることはほぼ不可能。
現場に出ることを捨てて
背中をみせずに彼らのポテンシャルを信じた。



積み上げた売上を半分以下へ。
納品書1枚、窓の開け閉めから徹底的にこだわった。
農地をいろいろな人の協力を得てとことん減らした。
いろいろ人を敵にまわしながらいろいろな縁を切った。
スタッフの今までの努力が水の泡になるような決断の連続だった。



そして千葉県を襲ったとんでもない台風がいちごハウスを飛ばした。
その後は停電に断水。
違う日には雷もおちてセンターハウスがまるこげになった。
井戸水も枯れた。
そしてコロナ。
これでもかというぐらい無理難題が1年間。
神様はいないとおもった。


修羅場の連続は
森氏、ふじもってぃ、みやぞん、やーまだー、(かわしまも?)を
大きく成長させた。



そこからの起死回生だ。



房の駅農場にあるすべてのヒト、モノ、コト、トキを
ダイヤモンドの原石だと信じて
大量の在庫のいき場所もとことん考え抜いた。
そこから
・自分たちでつくったさつまいもを
 自分たちの干し芋工場で妖精の干し芋をつくる。
・竹林整備の名のもとに切った竹からつくる
 メンマの竹切物語。
・巨大ないちごハウスでつくられた苺からつくられた
 絶世のいちご美女やかき氷、シェイク、パフェの数々。
・自分たちでつくった大根を漬物にしたり干したりしてつくる
 大根役者シリーズ。
・少ししか収穫できないぶどうからつくる
 きらびやかなぶどう美女のジュース。
数々のブランドが生まれた。
ふと後ろを振り向いたら
すべての農家が羨む六次化をど真ん中で実現していた。


そして黒字化にたどり着いた。


課題は山積みだし、だらしないところも
まだまだいっぱいだけど もう問題はない。
彼らは隠さないし、逃げない。



彼らのアイデアはこんなんもんじゃおわらない。
少量収穫のはっさくをきっかけに
落花生の蜜入甘煮を自力でつくりはじめた。
農場でつくった作物をジャムやペースト、漬物へ。
未来は明るい‼️


どん底から這い上がってきた。
もう怖いもんなんてないでしょ!


房の駅農場が房の駅ブランドを押し上げるよ❗️


*講演依頼は一切受けません笑
兄弟のような仲間との時間をもっともっと大切にしていきたいとおもいます😊

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