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本当の自分に出逢える瞬間

1番下の娘が少年野球のチームで
キャプテンになったあと
前監督の粋な図らいで
自分はそのチームの監督になった。


監督として子どもたちに
「お前たちはあきらめるのか?」
「勝てるとおもってるのは俺だけか?」
「俺は悔しいけどお前たちはどうなんだ?」
「下を向いているヒマがあるなら前を向け」
「負けてても勝ってる姿勢で戦え」
「勝ちたいなら笑って努力しろ」
と何度も何度も問いかけた。


試合前のシートノックで
「できる人」で囲まれる相手チームに
動きで圧倒される。
子どもたちは相手チームに対して
「うまい、勝てない」がよぎる。
全員に緊張が走る。


でも
160キロのストレートよりも
130キロのストレートが打たれないこともある。
150メートル飛ばすことより
30メートルのヒットが試合を決めることがある。


試合の勝ち負けに
速い球や遠くに飛ばすことは関係ない。


見た目じゃわからないし
どんなに技術が高かろうが
能力がすごかろうが
どっちが勝つかなんて
やってみなきゃわからない


歳をとってきて、経験を積んできて
物事をわかったような顔をしている自分が
自分に言い聞かせるように子どもたちに
「やってみなきゃわからない」と連呼する。


あきらめないためには
「努力すること」
「正々堂々と向き合うこと」
「楽しむこと」が絶対的に必要になる。
うまくいってるうちは簡単だ。
でも本当に何をしても報われないときに
「あきらめない」という選択を
持ち続けられるかは
本当に残酷なまでに過酷だ。


数年前に登山でジャンダルムという名の
山と認定されない山にチャレンジした。
遠くからみたとき
「これを登るのは無理だ」とおもった。
本丸に近づくほどに緊張が走る。
今までの登山経験が全て無になるほど
足がすくむ。笑いがひきつる。
頭の中が命のことでいっぱいになる。
逃げることも頭をよぎるが
今きた道の険しさの恐怖の前に
戻る選択はなくなっていき前に進むのみになる。
本当の自分に出逢える瞬間」だ。





命を前にしたとき
どんなキレイな言葉も
カッコいい言葉も意味をなさないし
本気でおもっていることだけが
頭をよぎり、言霊になる。
このときの感覚は一生の財産と自信になった。


そして
遠くからは無理だとおもっていたのに
目の前まできたジャンダルムの絶壁に
手をかけた瞬間、
「のぼれる!」と確信する。
そこまで行った奴しか手に入らない感覚。
あの時の感覚は一生忘れない。



「やってみなきゃわからない」
「あきらめない」


コロナ禍、
ここでどれだけ変化に順応できるか、
どれだけ勉強し成長するか、
どれだけ準備できるか、
どう考えても今は休むタイミングではない。

モバイルオーダーも
LINEチラシも
Deep learning も
Google chat も
botもまとめてかかってこい❗️
さぁー兄弟たちよ 本番だよ‼️

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