蝉を捕まえて観察しますと、胸のあたりがぷるぷる震えて鳴く様子とか、樹液を吸うための細長い口とか、そういった細部に気付きまして、息子は一言「なんかコワイ」とぷるぷる震えながら虫籠を凝視して自然に帰すと言うものですから、そっと見守る中でジジッと飛び立ち木漏れ日に消えた夏の朝でした。

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