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三月は218キロ🏃‍♂️

四月が近いとはいえ、これは初夏の陽気である。東京は、昨日も似た気温であったが、ソメイヨシノの開花は思ったよりもずっとモッタイ付けており、焦らされている。

今日は、普段のジョギングコースを外れ、運河や海を目指さず東京の内側を目指す。品川区役所だ。区役所前のサクラはまだ開花していない。

区役所の近くに「宮城湯」という温泉を発見した。この辺は私の住まいから見ると駅の反対側に当たる。品川に暮らし三年目に入ったが、知らない領域だ。今年は、まだまだ知らない東京を味わいたい。そう思ったのだ。

品川区の中でも有名な商店街。戸越銀座だ。朝は人通りが少ないので、ずいずい商店街の真ん中を走るが、なかなかに長い商店街である。1キロ程度はあるだろう。

これは、走っているときに出くわした河津桜のロードだ。

これは、初めて来た「都立 林試の森公園」。その名前は特徴的だが、もともとが林業試験場である。広大な公園だ。

ぐるっと内側を走ると、木々に囲まれた空間を2キロ程度楽しめる。

シャガが咲いていた。春を告げる。

公園の中には適度な坂道もあり、それでいて急坂でもなく、そして上り坂もあれば、気持ちよく駆け下りられる下り坂もあり。トレーニングには最適だ。

部分的に、土の上を走ることができる。ちょっとしたトレイルだ。ウグイスも、下手ながらも鳴き始めていた。数名が、静かに耳を傾けていた。

目黒川にやってきた。これは、都内有数のソメイヨシノの見どころだ。しかし、こちらも、一分咲きにも満たない。

急に暑くなっても、咲くのはゆっくりなのだな。ゆっくり参ろう。

五反田と大崎の間で、目黒川沿いのテラスでブラスバンドが演奏していた。私も、汗を拭きながら、しばらく腰かけて生演奏を味わったのだ。

新馬場駅近くの荏原神社まで戻ってくると、もう住まいの近くまでやってきたことがわかる。恵比寿様にもご挨拶だ。すっかり新緑に囲まれてにこやかである。

今日で、三月は218キロとなった。200キロを超えた。目標は七月だ。去年の七月から毎月200キロを超えている。一年続けられれば、これは何か自信めいたものが沸く気がするのだ。
一方で、葛飾柴又ウルトラマラソン100キロは、今年はエントリーしていない。走力・持久力は自分でも感じるが、決してスピードが出ていないのだ。また、五月のこの大会は、昨今は夏日が多く、私は夏日の中で十数時間も走る能力がないことを自覚している。これは、人生で諦めたことのひとつだ。しかし、何度も挑戦したことは忘れない。それこそが、身の丈を知るという勉強だったのだ。

シャワーを浴びた後、ベランダでガジュマルを選定した。窓際に置いていたからか、冬の間も枝がミルミル伸びた。

太い枝一本をペットボトルに挿した。これが根が出ると、挿し木として育てようと思う。これは、今年の目標だ。