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川尻征司が考える幼い時の金融教育

近年、小学校や中学校などで金融教育をしていくべきではないかという議論が出ています。時期尚早である、ぜひともやるべきだと賛否両論がある中で、川尻征司さんは親への教育とセットでやっていくべきだと提案します。

例えば、小学校で金融教育を行うとします。授業内容は真剣そのもので、大人でもタメになるような内容で、それをわかりやすく解説し、多くの子どもが株などに興味を持ったとして、それを持続させなければなりません。ところが、親の中に金融教育に懐疑的な考えを持つ人がいたとします。小学生からすれば親が絶対なので、親が執拗に金融教育に関する偏見を持ち、それを言い続ければ、子どもは金融教育を悪だと判断するはずです。それだけが親という存在は大きいのです。

金融教育は決して悪ではなく、むしろ大人になるまでに理解しておくべき分野です。親自身が汗水たらして働くことへの美学を持ってしまっている可能性があります。でも、その美学はワールドワイドで考えた場合、それこそ悪の考えかもしれません。だからこそ、金融教育は親とセットで考えなければ何の意味もなく、時間と予算をただただ浪費するだけではないかと川尻征司さんは断言します。

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