神村誠二

内気なおしゃべりさん。 あなたの何気ない日常に私の拙い文章が少しでも顔を出せたのなら、幸せです。

神村誠二

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最近の記事

【超短編】長い夏

母は入浴中、弟は就寝。父が飲み会から帰ってくる様子は無い。1人残されたリビング。ふと虫かごを見たら、芋虫がこちらを見ながら踊っていた。 「私のために踊ってくれてるの?」 動きは止まらない。形はどんどんシャープになっていった。サナギになるのだろうか。 「君は美しくなるためにもがいていて素敵だ。大きく羽ばたくんだよ。私がここで立ち止まっている間に」 なぜだか涙が止まらなかった。 * 「それはサナギになっている途中だったんだわ。中々見られない貴重な瞬間なんだよ。良かったじゃん」

    • 初めての試み|短編「日常」

      夢を見ていた。 それはそれは長い夢だった。 * 「ここの店、カルボナーラが唯一無二なの」 へぇ。行ったことないや。どんなところが? 「重すぎないクリーミーさ、かな」 なんか気になってきた。今度一緒に食べ行こうな。 「それを待ってたのさっ」 また君のワナに引っかかった。 * 「みてみて!」 どーしたどーした。 「鴨が沢山泳いでるー」 うちの近くでも見れるよ?それよりさ、初めて2人で動物園来たんだからもっとライオンとか見ようぜ。 「特別な瞬間にいつもと同じ景色を味わえたから

      • 自己紹介|2度目のnote

        「まったく…noteの始め方を調べないで挑むから…」  こんばんは。金曜の神村です。  前回は「自己紹介」と題して1ミリも私について語りませんでしたね。私としたことが…。前置きもこの辺で本題に入りましょう。  こんな語り口調ですが、実は16歳の高校2年生(決して変な趣味で名乗ってる訳ではありませんよ!?実年齢です)。勉強と部活の両立に悩むごく普通な遠距離通学系田舎っ子。前回は「酒でも…」なんぞ言うておりましたが、まあ若気の至りってことで。  趣味は沢山あるのでどの界隈にいて

        • 自己紹介|はじめてのnote「突然降り立ち戸惑う22時」

           「note」なるものを始めてみました。神村誠二と申します。まあ固い挨拶もこの辺にして酒でも飲みましょうや。  気づいたらこんなに暑い季節になって…。全く挨拶もなしにズケズケと入り込んでくる夏くんは無礼者ですなぁ。少しは連絡くらいくれてもいいのにねぇ。私の大好きな日本の特徴である"四季"を返して欲しい限りです。  …っと、口を開けば気候について語り出してしまい、歳を感じるばかり。「あの頃、やっておけば良かったな」なんて毎日言ってる私。そろそろ"いつだって今が1番若い"と気づい