#6「DXの本質」 強制的にズラされたコンフォートゾーン
今回のコロナショックはさまざまな事をもたらした。
消費者の生活は一変し、外食産業は大きなダメージを受けている。
危機的な環境の変化により、企業も消費者も社会全体が大きな変革を求められるようになった。
今いる場所を強制的にズラされたということである。
コンフォートゾーンが強制的にズラされたのだ。
居心地の良かった場所が急にそうではなくなった訳だ。
ズラされたコンフォートゾーンでスコトーマを外し、新しい発見をしなければ意味がない。
新しい場所に強引に移され、その場所でバタバタしているだけではダメだ。
このような時こそ、企業にとって必要なことを見つめ直す必要がある
「Sense of urgency 」「Resilience」「Dynamic Capability」「Zone Management」といった、フレームワークや思考法である。
詳細は別途後述するがここでは簡単に触れておく。
「Sense of urgency」
単純に訳すと、危機感ということになるが、単に危機感を煽るのではなく、危機をチャンスに変え、大きな大志を抱き鼓舞するということである。
そして、ここには緊急性も含まれている。
「Resilience」
新型コロナウイルスのパンデミックは企業にも大きな被害をもたらしている。
ここで注目されているのが、Resilience(回復力、復原力)であり、その企業としてのResiienceを強化する必要がある。
「Dynamic Capability」
企業が環境の変化に対応し、そこにビジネスの機会を見出し、既存の資産・資源・知識・技術および通常能力(オーディナリティ・ケイパビリティ)を再構成・再配置・再編成する能力を高める必要がある。
「Zone Management」
不確実性が増大する時代において、経営のマネジメントも変える必要がある。その有効なマネジメント手法がゾーンマネジメント。
新型コロナウイルスのパンデミックにより、強制的にコンフォートゾーンがずらされてしまった、企業は、否応なくして、対応に迫られる。
そのためには、企業として今現在、重要視することは、上記の4つのことではないかと考える。
ウイルスは待ってと言っても待ってくれない、これから先まだ見ぬ経験したことのないようなことが起きるかもしれない。
その時の未来に備えて課題に取り組むか取り組まないかで、将来の未来差分が生まれる。
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