ラジオ配信アプリ『Spoon』に登録した、って話

 最近、半年以上ぶりにDAWをちゃんと触るようになりました。そろそろ”自称バンドマン”から”バンドマン”に返り咲いても大丈夫ですかね?

 本日のお話は、タイトルの通りラジオ配信プラットフォームである『Spoon』に登録してみた、っていう話です。

友人の配信が聴きたくて『Spoon』に登録してみた

 ラジオ配信アプリ『Spoon』。
 YouTubeで動画を見ていたら「眠れるまで、私とお話していきませんか?」なんてCMが流れてきて存在を知った方も多いかと思います。ぶっちゃけるとあのCMがウザ過ぎて第一印象は最悪でした。

 そんな感じで当初はネガティブなイメージだったSpoonですが、突如として地元の音楽仲間であり釣り仲間でもある『ぬっきー』が「Spoonで配信を始める」なんて言い始めたので、それを聴くためだけに自分も登録してみました。

・Twitterアカウント
わたぬき ひさし(ぬっきー)@Fox4ceFour

・Spoonアカウント
ぬっきーℓ.

 配信上ではベース演奏や雑談をしているようです。時々、他の配信者さんとのコラボなんかもやってますね。
 雑談の際は落ち着いた丁寧な口調で話すのが特徴で、少なくとも小波津よりはずっと雑談配信に向いた人間なので是非聴いてあげて下さい。

 余談なのですが、彼はSpoonを始めるよりも前に『オンライン釣り部』という小波津の企画でちゃっかり配信デビューしてたりします。
 YouTubeにはまだアーカイブが残っていると思うので、ぬっきーファンの方は是非探してみて下さい。ぬっきーはワシが育てた…。

小波津セイイチMovie Channel

Spoonには独自の文化があった

 そんな感じで”Spoon”に登録し、ぬっきー氏自身の配信や彼が参加しているコラボ配信、彼のSpoon仲間(?)の配信などをちょいちょい視聴してみたところ、Spoon独自の文化や特色などが色々と見えてきました。

1.独自の用語が多い

 まず驚いたのが、Spoonならではの用語が沢山あるという点。
 Googleで”Spoon 用語”とかで検索すると38個だとか50個だとか、挙句の果てには103個などといった途方もない数字が出てくるので、とにかくめちゃめちゃ沢山用語があるようです。

 分かりやすいところだと、配信そのものを指す『枠』という言葉があります。これは『ニコニコ生放送』なんかでも使われていた用語なので馴染みのある方も多いかな?

 自分がコメント欄で言われて一瞬戸惑ったのは「”FANぽち”していいですか?」という一言だったのですが、『FANぽち』とはTwitter風に言うと”フォローする”という意味。つまり、「フォローしていいですか?」と聞かれたわけですね。

 あとは『ハーコメ』なんて言葉もあるのですが、これは”ハートコメント”の略で、視聴者から『ハート(”いいね”みたいなもの)』を贈られた際に配信者が発する定型コメントです。
 ちなみにぬっきー氏の配信でハートを贈ると「そのハートでベースのストラップを調節するね!」というコメントが流れます。余談ながら私は誇張抜きで5年以上ストラップの長さなんて弄ってません。

2.みんなフレンドリー

 配信に入室すると配信者側には「〇〇が入室しました」との通知が行き、それに合わせて配信者は「〇〇さんいらっしゃい!」ってな具合に挨拶をしてくれます。
 すると、配信者本人だけでなく”枠”にいる視聴者さんからも「セイイチさんこんにちわ」なんてコメントを頂くことが非常に多く、初対面で自己紹介付きの挨拶を頂けたことも何度かあり、他の配信プラットフォームではなかなか見られないフレンドリーさを感じました。

 自分の主戦場である『Twitch』の場合は誰が見ているかまでは確認出来ない故に視聴人数が増えたところで何の挨拶もしないのが普通なので、正直言ってこれが一番の驚きでした。

 ちなみに、国産の配信アプリはどれも視聴者を確認できる印象があります。
 思えば『mixi』なんかにも”足跡”機能がありましたし、日本人は誰に見られてるか気になりがちなんですかね?

3.音楽やってる人が多い

 ”ぬっきー”がベーシストなので周りも必然的に音楽やってる人が集まっている、といった事情もあるかもしれませんが、やはり”音声”を売りにしているプラットフォームなので音楽をやっている人が非常に多い印象を受けます。少なくともTwitchよりは音楽やってる率高いと思いますwww

 例えば、何人もの配信者が時間を決めて順々に配信を行う『リレー枠』というものでぬっきー氏はベースの演奏を披露していたのですが、ぬっきー氏以外にも楽器演奏をされている方が沢山参加されていました。

 その一方で、オリジナルの楽曲を作成したり、それを引っ提げてライブ活動を行ったりしている方の割合は限定的な印象も受けました。
 そのような方は既に顔を出して活動しているでしょうし、顔出しの必要がないことがメリットとも言えるSpoonにはあまり流れてこないのかな?

4.Twitchを知らない

 今やゲーマーにとって常識となっている配信プラットフォームの”Twitch”ですが、Spoonを楽しむ層にはイマイチ馴染みが薄いようです。

 あくまでも自分が観測した範囲の話にはなりますが、実はSpoonユーザーの年齢層って結構幅広いんですね。どちらかと言えば比較的高い方に寄ってるかな?
 一方でTwitchはゲーム配信プラットフォームとしては老舗ではあるものの、ゲーム配信にて覇権を握っているタイトルが若年層人気の高いものが多いこともあり、ゲーム配信自体が比較的若者の多い世界だと思うんです。

 それ故にSpoonとTwitchではターゲットの年齢層があまり被っておらず、そこがAmazon傘下で世界的にも有名なプラットフォームであるTwitchの知名度が低い、という部分に繋がってくるのではないかと思われます。

5.顔を出さないが故の難しさ

 「顔出しをしない」と聞くと安心かつ手軽なイメージがあるかと思いますが、完全に音声だけで行う配信はそれはそれで難しいとも感じました。

 顔が見えないということは表情やジェスチャーによる感情表現が出来ませんし、映像を使えない以上は全ての物事を言葉で説明しなければなりません。
 映像有りの配信の場合は説明したい事柄があれば画像なんかを表示してマウスポインタで「これなんですけど~」などと出来ますが、Spoonではそうもいかないので配信内容含めて色々考える必要がありますし、TwitchやYouTubeよりも計画的に配信を行う必要があるかもしれません。

6.宇垣美里が配信している

 フリーアナウンサーの『宇垣美里』さんが”宇垣美里の夜ナ夜ナ漫画研究部”という公式番組を配信しています。
 宇垣美里さん可愛いですよね。素晴らしいと思います。

今のところSpoonで配信する予定はない

 ここまで色々Spoonについて書いてきた訳ですが、今のところ小波津が自発的にSpoon配信を行う予定はないです。

 一応、配信することも見越して活動名義と同じ『小波津セイイチ』で登録こそしたものの、雑談系も含めて配信は全て”Twitch”に統合しているわけで、現状では登録者も数えるほどしかいない”Spoon”にて配信を行うメリットがあまりありません。
 Spoonの良い部分として”顔出ししなくていい”という手軽さもありますが、自分は既にバチバチ顔を出してしまっていますし……。

 ただし、Spoonから小波津セイイチの諸コンテンツへの流入路を作っておくに越したことはないとも思っているので、それこそぬっきー氏やお知り合いの皆様との”コラボ配信”の機会があれば是非ともご一緒させて頂きたいとも考えています。
 「小波津セイイチがSpoonの文化を教わりつつTwitchやゲーム配信の流儀について話す配信」とか面白そうじゃないですか?
 あと、上述の”リレー枠”にお邪魔する機会があれば『THE BACK HORN』の『運命複雑骨折』のベースを弾こうと思ってます。

 そんなわけで現状ではSNSやブログにてSpoonアカウントを紹介する予定こそありませんが、もしも今後コラボ配信なんかを定期的に行っていくようになった場合は一転して積極的に宣伝していく場面も出てくるかと思います。
 ただ、そうなった場合でも個人的に配信することはほぼ無いかな。
 建前上はミュージシャンを名乗っている以上、本来はTwitchよりSpoonの方が向いてる気もするんですけど、今更プラットフォーム変えるのもね……www

まとめ

 そんな感じで”Spoon”の話でした。

 「Spoonでは自発的に配信しません」なんて言ってはいますが、ぶっちゃけSpoonで配信するのも興味あるっちゃあるので、是非ともSpoon配信者の方からのコラボのお誘いお待ちしております。
 もちろん、視聴者としては今後もぬっきー氏周りを中心に楽しませて頂く所存です。

 あと、この『note』も地味に読んでいるとの報告をちょいちょい頂けているので、そろそろ正式にBlog等で開設の告知をしていかなきゃな、とも思ってます。

 次回のnoteは”瞳孔ガン開き生活”の話になります。

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