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配信者にこそEscape From Tarkovをオススメしたい、って話

 お久しぶりです、自称バンドマン/実質ゲーム配信おじさんの小波津セイイチです。

 かなり久方ぶりのnote更新なのですが、最近はすっかり音楽よりゲームばっかやってるので今回はゲームに関するお話をば。
 具体的には、自分がゲーム配信開始当初から遊んでいる『Escape From Tarkov(通称”タルコフ”)』というリアル系FPSタイトルについてお話させて頂きます。

 セールも近いらしいですし、この機会に”タルコフ”の魅力をお伝えしたいので是非ともご一読頂けると幸いです。

リアル系FPSの極北、”タルコフ”

 ”Escape From Tarkov”、通称”タルコフ”とは、ロシアの製作スタジオ(本社はイギリス?)である『Battlestate Games』が開発し、2017年7月よりクローズドβが開始されているハードコア系FPSです。

 リアルを追求した戦闘システムが魅力であり、その様はまさに”リアル系FPSの極北”と言っても過言ではないでしょう。

https://www.escapefromtarkov.com/

まさに銃撃戦シミュレーター!!

銃撃戦の様子
配信より戦闘のワンシーンをキャプチャ。勝ちましたが左手は壊死しました。

 ミリタリー系のゲームには、地上戦を中心に陸海空に渡ってリアルな戦場を体験できる”軍事シミュレーター”『Armaシリーズ』や、軍用機の操縦に特化したフライトシュミレーター『DCS World』といった様々なシュミレーター系の作品が存在しますが、それらに倣ってタルコフを表現するならば”銃撃戦シミュレーター”と言ったところでしょうか。

 部位ごとにヒットポイントが設けられつつもバイタルへの被弾が即致命傷、回復も部位や受傷種別ごと行う必要がある体力システムや、実銃に準拠した幅広いカスタマイズが可能な銃器類、そして100種類を超える豊富な弾薬など、他の追随を許さないリアルな戦闘体験が得られる意欲作となっています。

リアル過ぎて敷居が高い?!

 このようにとても魅力的なゲームであるタルコフですが、その一方で先述したリアル要素によって決して敷居が低くはないのもまた事実。
 特に実銃をリアルに再現した様々な要素は、よほどミリタリーに明るくない限りお世辞にも分かり易いとは言い難いです。

 例えば銃弾。軍用の銃弾は友軍同士で融通し合えるよう陣営ごとに規格化されていますが、それでも拳銃・ライフル・機関銃といった具合に種別の異なる銃器であれば全く違う弾薬を用いるのが普通ですし、例えば『5.56×45mm NATO弾』と呼ばれる銃弾であってもその中に”徹甲弾”や”曳光弾”といった様々なバリエーションが存在します。
 そこにスポーツシューティングや狩猟用の弾薬まで加えることで、タルコフ内では”5.56mm NATO弾”だけでも10種以上が実装されています。

 また銃本体にも目を向けると、ロシアのスタジオが開発しているとあってソ連/ロシアの代表的アサルトライフルである”カラシニコフ”こと『AK』シリーズは当然実装されているのですが、AK自体が1949年に採用されてから今日まで常に主力小銃として運用されている事もあって年代により使用弾薬が異なります。また今日では西側への輸出も視野に入れたNATO弾仕様も用意され始め、一言で”AK”と言ってもモデルによって使える弾が全く異なるのです。
 さらに言えば地域住民がギャング化した”SCAV”と呼ばれる勢力がNPCとして登場することもありスポーツライフルの実装にも積極的で、民間用AKまで登場することでさらに弾種が増えています。
 個人的にはスムースボア仕様の民間向けAK(VPO-209)が登場した事に面喰いました。「民間人でも簡単にカッコいい銃が持ちたい!」という需要に答えたモデルで、見た目は軍用の『AKM』そっくりなのに、銃身にライフリングを刻まないことで所持許可を得易い散弾銃扱いとした製品です。当然、軍用AKとは弾も異なります。

AKMとVPO-209
違う銃です。もちろん使う弾も違います。

 こんな具合に弾薬周りだけでも恐ろしく覚えることが多いゲームなので、正直言って手放しにオススメ出来るような代物では全くありません。当然、弾以外にも色々と覚えることありますし。
 しかも2022年8月現在円安の影響もあってお世辞にも安い買い物とは言えませんので、まずは軽くWikiを読んでみたり、あるいは配信者のプレイを見てみたりしてある程度どんなゲームが理解した上でより慎重な検討をお勧めしています。

 し か し ! !

 配信者であれば話は別。配信者でかつリアル系のFPSに抵抗がない方であれば、正直このゲームは「買い」です!!

配信者にタルコフを勧める3つの理由

 もちろん何の根拠もなく配信者の方にお勧めしているわけではないですよ?
 ここからは配信者にこそ手放しでタルコフをお勧めしたい理由を3つほどご紹介させて頂きます。

1.リアクションが取りやすい

 このゲーム、凄く”リアクション芸”がやり易いと思います。
 例えば”油断している時に突然撃たれる”といったビックリ要素がありますので、今でも自分はホラーゲーム並みに「ビクッ!!」としちゃいます。
 もちろん理不尽な死も日常茶飯事なのでその都度キレてみたり、終いには”台パン”をしてみたりと、特に日頃からリアクションが大きい方にはオイシイ要素が詰まっているのではないでしょうか。

 もちろん「リアクションなんてどうでもええやろ!」と感じる方もいるでしょうが、この”リアクションのし易さ”は配信において決して馬鹿に出来ない要素だと思っています。
 それこそ”プロゲーマー上がり”ではない大多数の配信者にとって「腕で魅せる」というのはなかなか容易では無く、それ故”リアクション”は貴重な魅せる機会の一つとなり得るのです。
 腕で魅せるには当然それ相応の練習が必要ですが、中小零細の配信者で一日の殆どをゲームに費やせるような環境の方はごく僅か。それ故限られた時間の中でコンテンツ力の高い配信を行おうと思うと、リアクションの取り易さといったゲームスキルに依存しない要素も俄然重要となってきますよね。

 勿論最終的には腕もトークもリアクションも全て兼ね備えた配信者さんこそが大きく伸びるとは思いますし、またタルコフはFPSなので”腕で魅せる”比重が大きいのは否定しません。事実、”コミュニティリーダー”とも評される日本人タルコフTOP配信者の『sasatikk』氏は元『Overwatch』プロゲーマーという経歴もあって凄まじい撃ち合いの強さを誇ります。
 しかし、そんなsasatikk氏でさえ思わず笑ってしまうような死に方をするのがタルコフの世界。逆に言えばラッキーショットで格上プレイヤーにあっさり勝つこともあるわけで、つまり腕に依存しない見せ場を作り出す余地があるのです。
 本業を持ちながら活動している殆どの配信者さんにとっては配信=ゲームの練習という側面もありますが、タルコフであればそんな”練習時間”でさえリアクションや運というファクターによってコンテンツ化が比較的容易なのです。

2.初心者救済おじさんで視聴者数を水増しできる

 再三申し上げている通りタルコフは難しいゲームです。操作には独特の癖がありますし、何より知識面のハードルがかなり高いです。

 ですが安心してください、タルコフ界隈には「教えたがりおじさん」が沢山居ます。
 タルコフ民はタルコフが大好きです。当然、一人でも多くの初心者に定着して欲しいと思っています。なので、配信タイトルに”初心者”と付いている配信を巡回している古参プレイヤーが一定数います。

 つまり、初心者の間限定ではありますが、宣伝しなくとも古参プレイヤー達が入れ替わり立ち代わり教えにきてくれて、必然的に視聴者数が水増し出来ます
 事実、自分も初配信でタルコフ初見プレイをしてから暫くは名実共に初心者配信でしたが、ぶっちゃけ今より視聴者多かったんですよね…。

 ちなみに、『Apex Legends』や『VALORANT』といった最近人気のFPSタイトルはチームで戦うのが前提の為、初心者で配信をしようものなら味方に迷惑をかけてしまったり、最悪の場合暴言を吐かれている様を全国中継する羽目になるのですが、その点タルコフは基本的にソロゲーで人に迷惑をかける心配がないのも初心者配信に優しいポイントだと思います。
 もちろんフレンド同士でマルチプレイも可能なので、初心者同士で集まってわちゃわちゃ遊ぶのも楽しいですし、経験者の方に引率して貰いながら激戦地に乗り込むのも面白いですよ。

3.マッチング時間を有効活用できる

 タルコフは凄く面白いゲームなのですが、他の人気FPSタイトルと比較してマッチングに時間が掛かる場合があります。

 比較的すぐマッチングする”SCAV”モードで最速2分弱、メインのゲームモードである”PMC”だとマッチング、ロード、他プレイヤーとの同期も含めて5分前後掛かることもザラです。
 また、マッチング後にキャラクター選択等の操作が必要なApex Legends等とは違い、一度マッチングに入るとゲーム開始まで何も出来ません。

 そんな具合に”無の時間”が発生してしまうタルコフですが、逆に考えるとマッチングのスキマ時間を利用して配信に”個性”を持たせる事も可能ではないでしょうか。
 例えば喋りに定評のある方ならトークタイムとして有効活用出来るでしょうし、創作活動をされている方ならその時間を”作業配信”として活用するのもアリですよね。

 例えば、ゲーム内にオリジナルアイテムの『Veritas guitar pick』が実装されているアメリカ人配信者の『Veritas』氏は、マッチング時間を利用してDTMをしていました。最近はそもそもタルコフやってないみたいですが…。
 そんなVeritas氏に触発され自分も最近は『Cubase』を触って簡単な楽曲制作をしています。ただ、机のサイズの問題でゲーム環境とMIDI鍵盤の共存が出来ず作業性は最悪。びっくりするぐらい効率が悪いので現状は”やってるフリ”が関の山だったり…。

タルコフしながらCubase
最近の配信より抜粋。左上に表示している通りマッチング中にCubase触ってます。顔近っ!

まとめ ~セールが来るぞ!~

 といった具合に、今回は”タルコフ激推し記事”を書いてみました。
 記事内ではタルコフが難しいゲームであるという事を前提とした上で配信者の方に焦点を当ててオススメしてみましたが、実際は一般プレイヤー含めもっと沢山の方に遊んで欲しいと思っています。

 勿論ゲームとして面白いのは当然として、この作品は自分の配信活動の原点であり、今でも遊んで頂いている配信仲間の多くと出会わせてくれたキッカケのゲームという事もあって思い入れも強く、それ故に是非とももっとコミュニティが拡大して欲しいと思っているのでオススメした側面もあったりします。

 そんなタルコフ、決して安いゲームではないことも勧め辛い理由の一つだったのですが、なんと8月3日~6日にかけてセールが来ます!!

 タルコフは年末年始や第二次世界大戦の対独戦勝記念日などに合わせて定期的にセールを行うのですが、8月3日~6日も例年『サマーセール』と称してセールを行っているんですね。
 今年も例年通り『祖国防衛軍の日』や『対独戦勝記念日』にセールが行われましたし、サマーセールも予想通り行われるようです。

 配信者の方も一般ゲーマーの皆様も、この機会に理不尽でハードコアなタルコフの世界にどっぷり浸かってみては如何でしょうか?
 自分も理不尽に殺され続けてノイローゼ寸前になりながら待ってます!!

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