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瞳孔ガン開き生活のすゝめ、って話
こんにちは、病人の小波津セイイチです。
自己免疫疾患に罹ったことは以前の記事でお話したかと思うのですが、朝昼晩と薬を飲まなきゃいけない都合上すごく生活リズムが健全になりました。
通院を始めるまでは2~3時間ずつの睡眠を一日に数回行う『多層睡眠』生活が暫く続き、それ故に食事のタイミングもバグっていたので、”怪我の功名”じゃないですが病気のお陰で生活が改善しましたwww
実はその病気の影響が目にも出てしまっているのですが、今回は治療の一環で瞳孔が開きっぱなしになってるって話と、その状態で生活してみたって話です。
ぶどう膜炎対策で散瞳薬使用中
以前の記事でお話した通り、正確な病名こそ出ていないものの『自己免疫疾患』に罹患しました。
→異常を感じたらすぐ病院いけよ、って話:https://note.com/seiichi_kohatsu/n/n3e5f97490c76
主な症状は全身の様々な関節の痛みですが、実は目にも影響が出ておりまして、具体的には炎症が発生して”かすみ目”になっておりました。
どうやら『ぶどう膜炎』と呼ばれる症状のようなのですが、炎症の影響で虹彩と水晶体が癒着してしまう事があるそうなんですね。
そのような症状を防ぐ為に、強制的に”瞳孔”を開く”散瞳薬”と呼ばれる目薬の処方が行われています。
自分が処方されているのは『ミドリンP』という点眼薬なのですが、この薬には先述した散瞳効果の加えて”調整麻痺効果”という、目のピント調整機能を麻痺させる効果もあります。
本来は眼底検査や眼球の手術の際に使用される薬なのですが、それらの効果によって瞳孔フルバーストでクソ眩しい&ピント調整効かないから細かい文字とか読めない、という不便を余儀なくされてしまいました。
緑じゃない方がミドリン。 pic.twitter.com/LJEPDR1PWT
— 小波津セイイチ a.k.a. koha (@koha1110seiichi) February 8, 2022
昼間の野外は白飛びしてます
瞳孔が正常な場合、明るい環境下においては径を絞って目に入る光量を制限するわけですが、散瞳薬によって瞳孔がフルバーストしている自分の場合は野外の豊富な光量が全力で目に飛び込むわけで、もはや常時カメラの”白飛び”状態となっています。つまり眩しい。
対策としてサングラスの着用をお勧めされましたが、そんな都合よくサングラスなんて持っていなかったので全力で目を細めて行動しています。
滅茶苦茶目付き悪い奴みたいになってますが、こればっかりは仕方ない……。
って言うか、可能であれば真昼間の野外では行動しない方がいいですね。
ちなみに屋内にいる分には問題ありませんでした。蛍光灯の光量程度ではよっぽど直視しない限り白飛びしません。
スマホの文字をデカくしました
調整麻痺効果によって目のピント調整が出来なくなる訳ですが、そうするとスマートフォンの画面が死ぬほど見辛くなります。
ただでさえ瞳孔開きっぱなしでスマホの画面が眩しく感じがちなのに、ピントも合わなくてまさに二重苦。文字はぼやけ散らかすので、心の目で読むしかありません。
その対策として、限界までスマホの文字サイズをデカくしました。もはや"らくらくスマホ"みたいになってます。
それでもまだまだ文字は読み難いので結構深刻です。
ちなみに、一番の対策は"眼鏡をかけないこと"でした。裸眼で限界まで画面を近づければ通常の文字サイズでも読めます。書類なんかも同様。
でも、この対策法は眼鏡を着脱出来る環境下でしか利用出来ない点に注意。移動中はもちろん危険ですし、あり得ない近さで画面見てるのを目撃されるのが恥ずかしいような状況でも使えませんね。
Apexは出来るけどパフォーマンス下がります
『小波津の人体実験シリーズ』と称して、ミドリンPを点眼した状態で人気のバトルロワイヤルシューター『Apex Legends』を遊んでみました。
結論としては、「遊べます。」
対戦型シューターの場合、忙しい戦闘中での視認性を考慮してか基本的に表示される文字は大きめですし、そもそもが液晶画面という平面に描画されているので、ピント調整機能が麻痺して奥行きが認識し難い状況でも問題はなし。
通常よりはもちろん眩しいですが、所詮は人工の光なので自然光下ほどの影響は受けませんし、プレイが困難な程に視界がぼやけることもありせんでした。
ただし、当然ですが通常時よりパフォーマンスは落ちます。
ぼやけて見えてしまう為にどうしても遠距離の(=小さく映っている)敵は視認し辛いですし、目まぐるしい近距離の乱戦も凄く目が疲れます。って言うか目が追いつかねぇ。
普段とあまり変わらない感覚で戦えたのはアサルトライフルが得意とする中距離ぐらいでしょうか。まあ僕自身が一番アサルトライフル得意ってのもあるでしょうけど……。
そんなわけで、最終的な結論としては"遊ぶ分には問題はないけどパフォーマンスは確実に落ちるよ"ってところです。
ランクマッチも自分くらい軽いノリでプレイするなら問題ないかもですが、シビアに勝ち負けを気にする方には非推奨。点眼薬の効き目が無くなるのを待ちましょう。
他のゲームは試してないので何とも言えないですが、意外とアクション系のゲームよりも文字をしっかり読む必要があるノベルゲーとかの方がしんどいかもしれませんね。
まとめ
言うまでもなく最初はしんどかったのですが、一週間以上も続けてたら正直慣れました。
って言うか攻略法が分かってきましたね。
「点眼から20分程度で顕著に効き目が出始めて、その後2時間くらいで落ち着き始める」みたいな傾向が分かっていれば点眼するタイミングや日々のスケジューリングで如何とでも対応出来ますし、今のところ大して不自由はしてません。
自分が日常的に車を運転する生活だったらもう少し影響あったかもしれませんけど……。
そして、こんな境遇になって改めて人間の適応能力の高さを実感しました。
五感のいずれかが完全に潰れたら流石にしんどいでしょうが、逆に言えばそうでもならない限りはどうとでも対処出来るんだな、と。
そもそも元々視力は鬼のように悪いですし、視覚が多少制限されるくらいどうって事ないですね。
でもやっぱり健康なのが一番いいからな!
あくまでも三八式歩兵銃しか与えられなかったから
いいか、これは、この世界でいちばんいい銃だ! いちばんすぐれた小銃なんだ!!
おれには、これしかないんだ! だから、これがいちばんいいんだ!!
って言ってるだけで、"本当はM1ガーランドが運用出来るならそっちの方がいい"、みたいな話だからな!
こんな感じで今日も元気に不健康です。とりあえず病気ネタは死ぬまで擦り続けようと思ってます。
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