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看護師特定行為研修の受け入れから、連携強化による患者中心の医療の実践について考えました

当科では看護師の特定行為研修を受け入れています。

今回は、聖隷福祉事業団の特定行為研修として当院の4名の看護師さんが当科で2週間の総合診療内科臨床実習を行いました。

みなさん各領域のエキスパートの看護師として第一線で活躍されている方々ですが、慣れないコートタイプの白衣に身を包み、担当の入院患者さんの問診や身体診察、エコーなど、我々医師と行動を共にして実習されました。日頃やり慣れている看護師としてのアセスメントやケアとは少し視点の異なる、疾患や病態に重点をおいた実習に熱心に取り組まれていて、この機会に少しでも吸収しようとする意欲やプロフェッショナルとしての姿勢を感じました。

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まとめの症例プレゼンテーションを聞いて、患者に一番近いところでケアにあたり患者の病い体験(Illness)に寄り添い生活を支援する看護師としての視点に加えて、医師が得意とする疾患(Disease)や治療経過のアセスメント力を高めて活躍されることで、医療者間の連携強化による患者アウトカムの改善や患者中心の医療の実践に貢献することにつながると感じました。

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北海道家庭医療学センターHP 患者中心の医療の方法 より引用

看護師さん含め他職種のDiseaseのアセスメントにきちんとフィードバックを行って擦り合わせていくことが医師としての1つの役目だとも思いました。

研修お疲れさまでした!これからも連携して診療にあたっていきましょう。

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