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方位の持つ力のいかし方

 引越、転勤、転職などに関する相談を受ける機会が多くあります。

 そんな相談をたびたび持ちかけられて思うことは、当たり前の事ですが、良い結果としてのものと、良くない結果としてのものがあります。

 方角の良し悪しについては以前に少し話したように記憶しています。方位がもつ力がありますし、それを生かす方法もございます。この方位の力は非常に大きなもので、その扱いは慎重にするべきだと考えています。

 ここに至るまでを運・不運で済ませていないかという事です。

 というのも、当然のことながら、良い結果として、または良くなるであろうと思える移動になる方からは軽やかな陽気が感じられますが、反対に良くない結果として、または良くない結果になる移動の方からは重たい陰気がただよってくるからです。

 事ここに至るまでにすべきことがあった。そう思える場合が多いので、普段からおこなっておくとよい施法を話しておきましょう。

 やり続ければ大きな効果があるので、ぜひ試みていただきたいのです。この施法を行う事は、方位というより喜び事が手に入る方法といっても過言ではありません。
 
 この方法はかなり前になりますが、修験の方から教示されたものに、自分の経験の中で、お役に立てて救われた施法を加えたものです。以後、この方法をお教えした人達がまめに続けて、よい結果を享受されているので、誰にでも合うよい方法としてお勧めします。

 さて、このやり方ですが、龍脈を得る方法です。

 龍脈とは、私がそう呼んでいるのですが、気のバッテリーみたいなものと理解してください。エネルギーの蓄積で霊力の低下を防ぐ方法です。このバッテリーは、恵方・吉方など方徳のある方位を活用したりすると方位効果として得られるものです。俗にいう良い方角、吉方位です。

 ただし、この方徳(吉方)を活かすには方法があります。一番基本的なものをお話ししましょう。

 方徳を活用すると龍脈を得る。

 すなわち、バッテリーが手に入りますが、このバッテリーに気のエネルギーの充電が必要です。移転した先が龍脈の地場であれば、そのまま自然充電できるでしょう。しかし、方角がよくても移転先が龍脈の地場でなければ、改めてエネルギーの充電という施法が必要になります。

 良い方角に越したからといって、果報は寝て待てとばかりに、それっぱなしの人がいるようですが、気を充電しなければなりません。気の充電がなされていけば、日々の生活が充実してきます。少々の事は回避できるし、あまりよくない方角の課題でも克服できるでしょう。

 充電の仕方ですが、比較的取り組み易いのが祐気取りです。

 その中にはお水取といわれているものがあります。

 日と時間を選び定めて、ある一定の範囲の、吉方の龍脈のある地場で、お水によって祐気取りをする事です。自分の住まいと水のある地場とを結ぶので、水の守護神の龍神にちなんで龍脈と呼んでいます。

 なお、フル充電も徐々に電圧が低下していくように、日々の活動によって気も失われていきます。

 低下が顕著に現れるのは、凶方への移転・移動で、大きく気が損なわれます。住まいは越さなくても、勤務する店舗が変わったとか、営業所が変わったり、仕事の現場が変わったりと、それが凶方への移転・移動という動きであれば、気は大きく損なわれてしまいます。

 また、相性の悪い人との出会いの場合もあります。これらに気づかずにいると、やがて気の残量がなくなり、やがては自分の龍脈が消滅してしまいます。良い方角を使って移転しても、龍脈とのつながりを知らなければ、このような状態に陥ります。実際こうなる場合が多いようです。

 これを回避するのが気のエネルギーの充電というわけです。

 何箇所か龍脈のある地場を選んでおいて、吉方の日と時間を選び定めて、お水取によって祐気取りをする事を勧めます。その後は、自分の感覚でもよいのですが、定期的に方徳を選んで祐気取りをして、バッテリを安定させる事です。このときは、その月の吉方でなければなりませんが、その方位の方位効果は厳密に考えなくとも良いでしょう。

 龍脈が消えると、過不足が現れるので判ります。過は勇み足など、不足は欠けが現れます。過と不足は自分自身の気脈(五気)と相剋の関係が増えることによって、物事が渋滞したり、失敗につながっていくと思われます。

 常に龍脈に繋がって、方徳において充電しておくと、自分の気脈と常に相生関係にあるわけですから、自分の能力が活かされ、物事はスムーズな運びとなり、次々と好結果が出てくるようです。

 龍脈の地場は、神社仏閣の御神水・御霊泉のある所がよいとされています。そういう所で、個々にまたはグループでお水取する人によく出会います。そういう方達から場所の教示を仰ぐのもよいでしょう。
 
 この龍脈には入れ物が必要です。人によって違いがありますが、私はお守りが一番いいと思います。迷信やまじないの類のようですが、お守りにはこの効能もあるのです。自分の感性に合うお水場のある神社仏閣のお守りがいいように思います。

 ただ、ここでひとつ注意しておかなければならないのは、龍脈が消えてしまった場合、お守りは取替えなければなりません。

 ご縁が切れてしまった事になるからです。そのときは、また方徳を選び龍脈を再び手に入れ、人生に、仕事に勢いを付けていただきたいのです。やり続ければ大きな効果があるので、ぜひ試みていただきたいと思います。

 方徳のある吉方位は暦に必ず載っていますので参照してください。気の充実している地場は、古くから御神水、御霊泉として多くの人から崇敬されている所、お水取のグループの方達がここと決めている場所も参考にしてお選びください。

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