観光名所とお墓(2024.2.14)
長崎に帰省したのだが、ランタンフェスということで人が観光地に溢れていた。
自分は旅が好きなんだけど、人混みというのが嫌いだ。まあ、土日休みではないので、まだある程度人混みを避けることがコントロールできるのでマシな方であるが。それでも観光地には人が多い。
多くの人がお金出してストレス買いに来てるんじゃないかって、不思議な気がする。
去年、平日の午前に奈良に観光したのだが、それでもかなりの観光客だったし、奈良でこれだから、土日の京都なんてどんななんだろう。それを考えると一生、京都観光することなんてないだろうなって感じたりもした。
ただ、観光はしたい。
となると必然的に裏道などをひたすら歩くことになる、それで地元の人との触れ合いや隠れた名所、名店に出会すこともあるが、そんなことは稀であって、結局は人が少ない街をただ散歩ということなる。
それはそれで悪くはないのであるが、なんか物足りないなと思っていた。
でも長崎の街を歩いていて、ちょっとこれはいいかなと思ったスポットがある。
墓地である。
まず、静かだし、人もそんなにいない、きっと有名人の墓地も無数にあるし、映画のシーンなんて無数にあるはずだ(思いつく最近のシーンはウェス・アンダーソンのロイヤル・テネンバウムズのラストシーン)なので観光地としても申し分ない。
それに空気が澄んでいたり、景色が抜けていたり、お墓にも特徴があるし、確かにいままで何気に谷中霊園とか、たしかだれか忘れたけど京都でも行った気がするし、ポートランドで一番覚えているのは街中の墓地だし、近いところでは福岡の平尾霊園も景色が良くてよくランニングや散歩に行ったりして好きだ。
それに改めて気づいたのは、先日友人と何気に母校近くのお墓エリアを歩いていた時だった。見慣れた風景であったが、友人にとってキリスト教式の墓は興味をそそるものらしく、中に入ってみた
いい景色が広がっていた。
目の前の死の風景の向こう側には人々の生活があり、お墓の向こうには生前彼らが通っていた教会がある。生と死は隣合わせというか、生と死は繋がっているんだなって。
失礼がないように入れば、故人にとっても人が訪ねてくるのも悪くないんじゃないかって勝手に思いながら夕日に照らされた十字架の墓石を見てました。
まあ霊感を感じないからそんなこと言えるのだろうけど。
そんな感じでまあ、迷惑にならないように世界中のお墓をめぐって、その後に故人が好きだったお酒を地元の何気ないバーで飲むのも悪くないなと。
まずは、そんな優雅な旅ができるように丁寧に日々重ねていかないとね。
ではでは今日も胸を張っていきましょう。
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