とくざわせいげん

ツイッターからはみ出た随想を落としていきます

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最近の記事

コロナ禍におけるコンサートツアー

神戸、広島、米子、岡山と、4日間のツアーから東京に帰ってきた。 今年2月以来久しぶりの遠征、久しぶりに配信なしのコンサートになった。 各地とても暖かく迎え入れてくれたのだけど もしも僕らが知らぬ間に感染していて、 どちらかでクラスターが起きてしまったらという緊張感。 ツアー初日にまず目に入った明石海峡大橋は そんな心境では全く楽しめるものではなかった。 このツアーが迫るにつれてまた深刻なニュースが増えて いよいよ行く準備をした時点で、行くべきか自粛するべきかとても迷った。

    • 人々の歌

      いままで携わった仕事をまとめてみました。 念のため釈明しておくと、ここに入れなかった良い曲がたくさんあります。 録音したものの中で、配信上にあるもので、現実にあるものの中で、 あくまでプレイリストとして。 あとルールとして、自分名義の曲は入れていません。 生きるために触れてきた人たち。僕を繕い伸ばしてくれた産物たち。 僕は唯々音楽と戯れていれば良いんだ。 しかしながら誰もが言う通り、自分をふりかえることはきっと大事なこと。 大人になってからというもの、ふりかえった背後に何が

      • 徳澤 青弦(とくざわ せいげん)

        1976年生まれ、東京出身。チェリスト・作曲・編曲家。 東京芸大でクラシックを研鑽すると同時に、新たな発見を求めてポップス・ジャズ・ロックの分野へ。今まで多くのアーティストと仕事を共にしている。 小林賢太郎の舞台音楽制作に携わり、これまでに徳澤青弦名義で6枚のアルバムをリリース。anonymassや、Throwing a Spoonとしても何枚かリリース。2009年より、さだまさしコンサートツアーに参加。映画『君の名は。』『天気の子』いずれもオーケストレーションに携わる。20

        • 未来のお葬式

          年をとるにつれ人の死が身近になってきたのかもしれない。 最近はどうも近親者のみで行う家族葬などが目立つ。これにはなんとも歯痒い気持ちになる。 葬式は自分のことだったらひっそりと質素に行ないたいものだと昔はやんわり考えていたのだが、今ではそれがとても短絡的でいけない発想だと感じている。 式に立ち会えればそれで良いというわけでもないけれども…。 去年行った祖母の葬式。これも親戚のみで遂げたのだが、僕はできることなら一般参加できるものにしたかった。 祖母は生前教職に就いていて、

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