時と農耕の土星→水瓶座 トライアル期間

2020.3.23  太陽: 牡羊座3°

あちこちで景色がふんわり優しい桜色に染まり始めました。去年の桜の季節を思い出しながら車を運転していたら、あと何回、この景色を見れるだろうと思うと、ちょっと切ないけれど、感謝の気持ちでいっぱいになりました。世の中自粛モードではありますが。桜が散るまでの束の間、少しでも息詰まった心が和らぐといいなぁと思います。

春分図リーディングの続きの前に。
昨日、3月22日→土星が山羊座から水瓶座に移動しました。
ただし、今回は「予行」のような移動で、5月11日には*逆行し始めて→7月2日には山羊座に戻ってきます。本格的な移動は12月17日〜始まるとのこと。
*アストロロジーの世界では、地球から見た(地動説的な)星の動きを見ていくので、各天体が逆行しているように見える時間が生まれます。

土星がどんな天体エネルギーを持っているかというと
「抑制し成熟させる」「長い時間をかけて創り上げる」「形にする」「まとめ上げる」
といった感じでしょうか。天体の影響を受ける側からすると、並々ならぬ努力が必要になるのですが、努力した分だけ、成果を与える「裏切らない」鬼コーチ的な天体とも言われています。「土星エネルギー」を上手く使うと、時間が味方してくれるようなイメージもあります。土星=サターンは、ギリシア神話でいうとクロノスと言われています。(諸説ありますが、クロノスは「時と農耕の神」と言われています。ちなみにクロノスは、最高神と言われているゼウスの父ちゃんだそうです。)

んで。その鬼コーチの土星が2020年は山羊部↔︎水瓶部を行ったり来たりしながら、異動されるわけです。鬼コーチの異動ですからね、みんなざわつきますよね。
水瓶座というのは、春分図リーディングの前半にも書きましたが、「既存の枠組みから自由になる反骨精神」を持っています。そして「最新テクノロジーとそれぞれの個性を活かして、自由で平等なスマート社会を作っていく」的なちょっと未来的な感覚。「風」の性質を持ったサインなので、スピードもあるし、情報とか見えないエネルギーも重視されていきます。この一連の山羊座からの水瓶座への流れというのは「よくも悪くもそういう感じになっていく。」って感じです。よく悪くも、というのはやっぱり最先端、新しいものが必ずしもいいものとは限らないわけで。それをどの程度のところで「とどめるのか」とかってすごく大事なんだと思います。5G基地局による健康被害もけっこうひどいみたいですしね。
https://biz-journal.jp/2019/11/post_126809.html
この調子でなんでもAIに任せてしまったら、人間や自然の力がどんどん失われていくような気もします。自然や、人の力を守るように、新しいテクノロジーを取り入れて社会を発展させつつ、過剰な進化を「とどめる」力を養うのが土星なんじゃないかな、と個人的には解釈しています。色んな読み方があると思うのですが。

というわけで、これからの土星水瓶座期、暮らしをアップグレードしていく意識も持ちつつ、ちょっとあえてアナログなものや、人の手によって手間暇かけて創り出された物、自然のリズムに沿うこと、「ちょっと無駄な時間」みたいな遊び、みたいなものも大事にしていきたいなと思います。



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