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エクリプスー日蝕・月蝕のサイクルと、ノード軸ー空で交わされる約束

2020.6.20  太陽:双子座29° 

前回は蝕の話なのかジョジョの話なのかって感じでしたがw  蝕について色々調べていたら、先行日蝕(プレネイタル・ソーラーエクリプス)先行月蝕(プレネイタル・ルナエクリプス)の話が出てきて、ホロスコープの見方がまた変わりました。

先行日蝕とは→ 出生直前の日蝕
先行月蝕とは→ 出生直前の月蝕

です。
日蝕というのは新月に起こるんですね。(地球ー月ー太陽)の並びで月が影になって太陽が喰われる。月蝕は満月時です。(月ー地球ー太陽)の並びで地球が影になって月が喰われる。
ちなみに地球から見た天球上の太陽の通り道(黄道)と、月の通り道(白道)の交わる点が2点ありまして(下図)

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これが占星術でいうドラゴンヘッドとドラゴンティル という感受点です。2点を結ぶ線を「月のノード軸」といい、黄道に対して月が昇る北の点を「ノースノード=ドラゴンヘッド」黄道に対して月が降りていく南の点を「サウスノード=ドラゴンティル」といいます。
諸説ありますが、ドラゴンヘッドが表すのは、「現世での新しい縁につながるポイント。新境地。宇宙の進化の流れに沿う。」
ドラゴンティル が表すのは「過去世で慣れ親しんだ縁から抜け出すポイント。繰り返してきたこと、手放すべきこと、宇宙の進化の流れに抵抗するもの。」etc、、、と言われています。日蝕、月蝕というのはこの月のノード軸近くで起こります。交点(ドラゴンヘッド・ティル)に近いほど蝕の度合いも大きくなります。

感受点も計算ソフトで簡単に出るので、チャート上ではなるほど、これがノード軸って理解できるんですが。なんでそのポイントが「縁」に関わるんだろうって思っていました。それが、このエクリプス=蝕と合わせて考えると、合点!腑に落ちました。どういうことかというと、そもそも「新月」とか「満月」の時というのは、太陽と月から受ける合成重力=万有引力が強まる時。つまり「満ち引きが強くなる」んですね。人と人の縁だけでなく、場所とか、物とか、感情とかも。自分は「軌道=エネルギーライン(気道)」だと思っているのですが、つまり月のエネルギーラインと、太陽のエネルギーラインの交点近くで起きる新月や満月が「日蝕と月蝕」となり、エネルギーの交点の万有引力が強まることで、色んなものが惹き合ったり形になったり、離れたり消えたりする力が強くなる。さらに「蝕」によって「出入り」が起きる。

一説によれば、これから生まれようとする魂達(グループソウル)が日蝕の時に地球の周りにプールされて、それぞれのタイミングで肉体に乗り込んで、生まれ出てくるという話もあります。(自分は最近知ったのですが、メーテルリンクの「青い鳥」の中にまさにそんなお話があります。)なので生まれる直前の「日蝕」がどんな日蝕の新月だったかをみると、自分の母体のグループソウルが「どんな創造力や表現力・分け与える力を持って」生まれてきたのかー自分の使命・役割がわかる、ということです。地球をクリエイト・進化させていく為に分けられた太陽のエネルギーです。対して、生まれる直前の「月蝕」の満月はグループソウルの「地球での体験・学びの欲求・願い」を表していると言われています。月というのは私的な「願い」とか「想い」「記憶」「ボディ」と繋がっているので、地球に「残された願いや想い」「未消化なもの」「浄化できていないもの」罪や病、欲望なども、月蝕の時にグループソウルの学びの欲求や願いに共鳴し、託されるのかもしれません(想像ですが)。蝕のゲートが開く時、太陽と月と地球の間で交わされる約束。つまり、先行日蝕と月蝕の呼応をみると、自分の魂が「どんな創造力や表現力・分け与える力をもって、何を体験しに、学びにきたのか、どんな想いを繋いでいるのかー地球に生まれてきた志望動機がなんとなく見えてくる。」ということです。月蝕や日蝕は年に数回しか起こらないので、生まれが近い人の魂は同じような使命感や学びの欲求を持っている可能性が高いのですね。生まれる前にそういう母体(グループソウル)にいたという感覚は、何とも言えず心強いなと思います。

さらに、ネイタル チャートで細かく見ていくと「自分」を選んで生まれてきた理由がなんとなく見えてくるという感じでしょうか。月のノード軸は自分という乗り物に乗って魂が開通させようとするトンネルと思ってもよいかもしれません。開通しない限り行き止まりで、元の道に戻ってしまう。「今まで通りでいいじゃないか」という声も聞こえる。でも、開通することで、今までになかった交流や繋がりが生まれ、世界が開かれていく。このトンネル工事が一つ人生の軸になっていて、そこに意思が生まれ、必要な知識や情報を集めたり、人脈を作ったり、学びや試練やステップがあったり、斬新なアイディアを取り入れたり、自分の限界点に達したりということが起きると。そんな風に見ると、ネイタルチャートの10天体の繋がりが見えてくるような気がします。

ところで前世というと、「自分」の前世と思いがちですが、ちょっと違うような気がしています。(「自分=自我」というくくりで考えると)自分はこの世限りですもんね。始まりと終わりという限界が「自分」。この小さき「自分」のバックグラウンドは色んな前世に繋がっていて、そこから飛び出してきた「魂」が乗り込んだのが「自分」という感じです。魂は「自分」を通して「今」を体験している。そしてトンネル工事を進めようとしている。そんな風に意識してみると、土方魂に火が付きますね笑(違うか)魂が望んだように工事が進んでるといいなぁと思いますが、、、体が鈍ってるせいで、だいぶ工程に遅れが出ているようです笑 すみません、早急に鍛えます。はい、そんなわけで。

明日は蟹座1°=夏至点で部分日蝕が起こります。(国内では16時前後から)世界的には金環日蝕が見られる地域も多いようです。占星界では、今年の中でもけっこう山場(もしくは谷間)と言われていますね。しっかり体感していきたいと思います。

陽極まって陰に転じる日ーーー空でどんな約束が交わされるのでしょうか。

蟹座1°のサビアンシンボルは「船に掲示される巻かれ広げられる旗」

自分が共に生きる、家族だったり、友達だったり、仕事仲間や、プロジェクトチーム。このチームで航海するんだぜ!的な(ジャンプっぽいですねw)旗揚げの扉絵イメージ。生まれる前に、自分がいた「グループ魂(ソウル)」を思い出すにも、良いタイミングかもしれません。

日蝕・月蝕についてはまだまだ勉強中ですが、ジャン・スピラー&カレン・マッコイ夫妻の「スピリチュアル占星術」や神谷光彦さんの「月の正統西洋占星術」を参考に読みつつ。

先行の日蝕・月蝕を調べたい時には、ホロスコープ研究所の相原あすかさんが一覧表をブログで公開されています。「星占いとドラゴンの道案内」 https://ameblo.jp/akita51/entry-12370486116.html  丁寧に精査されていて、とても貴重な資料です。他にもドラゴンヘッドとドラゴンティルの順行・逆行の影響のことなど、細やかな研究をされていて、とても面白いので興味ある方はぜひ♪





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