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第469回【筋トレ日誌 その他日々是】460(2022/8/18)▲▲疾風に勁草を知る▲

ここ最近の大雨や強風で
夏前に比べると随分と大きくなった稲が
被害を受けてしまったところも多くあるらしい。


それでも大半の稲は
秋の実りに向けて背を伸ばしている。


農業に関することはあまり詳しくはないが、
稲を植えた田圃ではあえて水を抜いて
稲の根を地中に強く根付かせることが
あるそうだ。


ここで根を張った稲は強く
倒れにくい性質となって育つという。
(と聞いた記憶がある)


そんな農業のノウハウで思い出したのが、
『疾風に勁草を知る』という言葉だろうか。


後漢書に出てくる言葉だが、
激しい風が吹いてはじめて
丈夫な草かどうかが見極められる。


転じて、
苦難や困難の際にその人の
強さや底力みたいなものが分かる、
という意である。


生きていると
どうしても困難が望まなくとも
向こうから大量に押し寄せてくるものである。


もちろん横にそれて
かわしてやり過ごすということも出来るだろう。


しかし、
どう足掻いても直撃ということも
実際にはあるのではないだろうか。
(それはリストラだったり、
 離婚だったり、
 家族との死別だったり。
 色々あると思う)


そんな直撃する苦難とどう立ち向かうのか。


そこにはある種の柔軟性が必要だと思う。
柔軟性という『あそび』みたいなものがないと
ポッキリと根本から折れてしまうだろう。


ふにゃふにゃし過ぎるのも考えものだが、
受けて受け流す、位の力があると
苦難との程よい付き合い方が出来るのでは
ないだろうか。


私もこれからどんな苦難が
待ち受けているかは分からない。
致命的な苦難もあるかもしれない。


そんな時も根を深く張り、
柔軟に立ち向かえるヒトでありたい。


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