第817回【圧巻人生日誌 日々是成長】808(2023/8/22)▲▲ヤンキーに追っかけられて、強い男でありたいと思った話▲▲
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人は誰しも
強靭でありたい、
打たれ強さを持ちたい、
そんな願望を持っていることと思います。
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私もそのような願望はあるものの、
子供の頃からそうだったかと言われると
答えはNOです。
打たれ弱い存在でした。
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そんな打たれ弱さが露見したのが、
中学生の時のゲーセン事件でしょうか。
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私は中学は越境通学していた
(地元の学校ではなく、バス乗って通学していた)ので、
毎日駅前を通り
田舎に住む私にしてみたら都会の匂いを
毎日感じていたものです。
そして都会に行くと毒される、
というのがあって、
当時の私はボーリング場とゲーセンに
結構通っていました。
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ゲーセンといっても
元々が田舎ですから
渋谷のセンター街のような華やかなものではなく、
それでも商業施設のワンフロアを打ち抜いた
かなり大規模なゲーセンだったのを覚えています。
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私は格闘系はそんなに興味がなくて
チマチマとメダルゲームを嗜んでいたのですが、
私の大好きな台で楽しんでいた時に
後ろから突然小突かれました。
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なんだよ、おい、と振り返ると、
柄の悪そうな(実際悪かった)高校生ヤンキー
3人が立っていました。
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『お前、なんでこの席でやってんだっけー?』
『誰かの許可とってんだっけー?』
と、なぜかやたらと語尾を伸ばすところに
気持ち悪い違和感がありましたが、
絡むとマジウ◯い展開になることは間違い無いので
へへーい、スンマセンてなノリで席を外しました。
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そうするとガシッとカバンをつかまれ、
『どこ行くんだっけー』(また語尾伸びた)と
ロックオンされたんですよね。
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ヤバい、これカツアゲされるパターンか?
心臓が早鐘のように鳴る中、
しかし巻き上げられるほどの金もないし
どうするべきか。
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なぜかここで昔刑事ドラマで見た
弱そうな犯人が逃亡を企てるシーンが
思い出されたのです。
途中までしおらしく連行されていき、
手を離してきた隙を見て脱走するというもの。
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意外や意外、
この脱走劇は成功したのです。
後ろを振り返る事もなく、
(確かゲーセンは5階でしたが)
階段を2・3段跳びで駆け下り
ヤンキーを振り切りました。
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やれやれ良かった、
ということになるのでしょうが、
今でもこのシーンを思い出すと
胸にズーンと重いものがのしかかります。
情けねえなー、逃げずに戦えたら良かったのに・・・と。
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このシーンの場合戦っても
負けている可能性は高いですが、
ファイティングポーズさえ見せれたら格好いいのに。
もっと背が高かったら戦えたのかもしれないのに。
などなど、
今でもいろんな思いが去来します。
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今は強くなったのか、と問われると
まだまだ弱い存在だと認めざるを得ません。
理不尽も色々経験しました。
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しかし弱いなりに
勝てる戦法で戦いたいという思いは
恐らくこの頃からありますし、
戦わずして勝てる領域で生きていきたいと思ったのは
ここ最近のことかもしれません。
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たまたま駅前を歩いていて
ゲーセンでの嫌な過去を思い出しました。
そして、
あの語尾を伸ばすヤンキーはどうしてるんでしょうね今。
今日も良き一日をお過ごし下さい。
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★★今日の圧巻人生方程式★★
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弱者には弱者なりの戦術があるはず。
逃げることなく
弱者でも戦って勝てる地で
戦いを挑みたい。
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