第895回【圧巻人生日誌 日々是成長】886（2023/11/12）▲▲馬場はる旧邸訪問から考えるギバーの精神など▲▲
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土曜に、
旧馬場家住宅というところに行ってきました。
なにかと観光名所にもなっているらしい。
（私はよく知らなかった・・・）
平たく言いますと、
昔の北前船の船主・廻船問屋の
旧家を公開している場所となります。
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その昔は
北陸の五大北前船主の一つだったと言いますから、
相当にお金持ちの家だったことは間違いありません。
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実際に建物内も、
30メートルもある家の中の屋内通路や
33畳もある座敷を設ていたりと、
一般庶民の感覚を凌駕しています。
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今回馬場家を訪問したのは、
渡部篤郎の建物探訪よろしく
豪邸を見にきたわけではなく、
この馬場家に嫁いだ馬場はる刀自の
足跡を辿りにきたのが目的。
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馬場はるは富山の東の端・朝日町から
北前船で盛り上がった岩瀬という街に嫁いできましたが、
旦那さんの早逝のあと教育界に大きく貢献します。
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一つ目が、
旧制富山高校（現在の富山大学）の創設のために
１００万円の私財を投じたこと。
１００万円は現在価値で150億円近くになるそうですが、
教育県と言われる富山の礎を築いた功労者と言っても
良いでしょう。
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また富山高校開学後も寄付を続け、
へルン文庫の購入資金にも充てられたといいます。
へルンとは言うまでもないラフカディオ・ハーン＝小泉八雲のことで、
小泉八雲の書籍2,435冊が購入されました。
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小泉八雲の知識がある方なら疑問をお持ちかと思いますが、
なぜそれが富山なのか？
小泉八雲といえば、松江や熊本では？
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当時富山高校の初代校長・南日恒太郎の実弟、
小泉八雲研究者の田部隆次のあっせんもあり、
富山の地に八雲の書籍が移設されてくることになったのです。
現在は、富山大学の図書館内に収められています。
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私のような勉強不熱心だった者が言うのも憚られますが、
教育を受けることが出来るのも先人のお陰ですね。
私は富山大学には進学しませんでしたが
附属校には通っていましたので、
間違いなくその恩恵に預かっているところはありますから。
この点は感謝感謝。
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そして、
馬場はるが私財を投じて教育機関を設立したように
GIVERの精神はどこに行っても必要でしょう。
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私が所属しているある団体では、
Givers Gain（与えるものが与えられる）
の精神でビジネスを進めるよう言われています。
つまりは、
クレクレ星人はいつまで経っても与えられることはない。
アゲルアゲル星人になって
まずは他者に貢献することが求められます。
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馬場はるの時代に
GIVERS GAINという言葉があったかどうかは
分かりませんが、
成功者の哲学なのでしょう。
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もちろん与えるものはお金に限らず、
人脈やノウハウだったりでも良いわけですが。
私も100億くらいをドーンと出せることが理想ですが、
まずは足元で提供できるものをギバーしていく。
そんな感じでも宜しいかな、と
馬場家の訪問で考えたところです。
今日も素晴らしい一日をギバーしながらお過ごしください。
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★★今日の圧巻人生方程式★★
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テイカーよりもギバーで。
ギバーする者はいずれ
与えられる側に回るであろう。
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