第283回 【筋トレ日誌 その他日々是】274(2022/1/24)▲▲口は禍の元である▲▲

先日とある方と話をしていた折に、
私の言ったついついの一言が
お相手に負の感情をもたらしてしまったらしく、
その後ギクシャクする関係に一時なってしまいました。


『口はわざわいの元』
というのは
本当ですよね。
恐ろしい・・・。


私は決しておしゃべりな性格ではありませんが、
つい口にしてしまった言葉が
誤解を招き人間関係に思わぬ禍をもたらす。
思い返せば、
あの時のあれももしかして?
という事が辛いですが多々あるように思えます。


失言のつらいところは、
99のいいこと・素晴らしいことを言ったとしても
1のよろしくないことを言った途端に
マイナス評価が下されてしまう、
最悪の場合にはゼロ評価に落ちる可能性も
あるということでしょう。


本音が言える社会は必要、
と言われるものの、
言葉を発する前に
発した結果がどうなるかを想像することは
今の社会では須く必要ですね。


そんなこと当たり前じゃないか、
と思われるかもしれません。
その通りでしょう。


しかし、
今日も登場する佐藤一斎も
同じことを述べていますから、
人類不変の原理とでもいうか
いつの時代も人は同じ悩みを持ちながら
生きていたのかもしれません。


お相手の思いに想像を巡らす、
そして言葉やコメントを発する。
長期的な人間関係の構築のためには
気を入れたコミュニケーションが必要ですね。


人は最も当に口を慎むべし。
口の職は二用を兼ぬ。
言葉を出だし、飲食を要るる是なり。
言語を慎まざれば、
以って禍をまねくに足り、
飲食を慎まざれば、
以って病を致すに足る。
諺に云う、
禍は口より出で、
病は口より入ると。
(言志四録 録・189)


人は最も口を慎まなければならない。
口は二つの職務を兼ね持っている。
一つは言葉を発することであり、
他は飲食物を取り込むことである。
人が言葉を慎まないと、
禍を招くことがあり、
飲食を慎まないと、
病気になることがある。
諺に
『禍は口より出で、
 病は口より入る』
とあるのは、このことである。 


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