第117回 【筋トレ日誌 その他日々是】108(2021/7/25)▲▲コネクティングドット▲▲
点と点を線でつなぎ、それを面へ拡大する。
ビジネス書でもよく言われるキーワードですが、
事象・アクションである点を連携していき、線とする。
特定の点を連携することで面になる。
これはかつてスティーブ・ジョブズが
スタンフォード大学の卒業式の演説で語られたことでも有名ですが、
彼の場合は大学で潜り込みで受講した
カリグラフィの内容に惚れ込み、
ドットがつながった際に『フォント』という概念が生まれたと言います。
MACにとってカリグラフィーが生きることなど
予想だに出来なかったでしょうが、
後々に時間を味方につける事で線となり面となった事例と言えそうです。
実は先ほどテラウチマサトさんのフォト講座を受講してきたのですが、
強調されるのは
『コネクティングドット』。
表面的な写真を切り取るのではなく、
ファインダーの中に主役と脇役を潜り込ませ
その2つを線で繋ぐ事で絵が生きてくる、と仰るのです。
単なる人物(主役)を切り取るのではなく、
背景に物語の深みを増す要素(脇役)を入れる。
どうしても自己主張が強くなると
主役だけに役割を持たせてしまいそうになりますが、
主役と脇役の存在価値はフィフティ・フィフティ。
(これ、テラウチさんがよく仰られるキーワードです)
無駄と思えること(脇役)にも価値を見出す事で、
主役の色が一層鮮やかになるものなのかもしれません。
これは日々の生活においても
同様のことが言えるように思えます。
無駄だと思っていた瑣末な脇役的な経験が、
後々に人生を変えるきっかけとなった、とか。
写真の絵を切り取る技術から、考えたことでした。