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第248回 【筋トレ日誌 その他日々是】239(2021/12/11)▲▲人生、泥縄式に匍匐前進▲▲

合宿2日目。
本日は終日ホテルの部屋にこもって、
午前・午後と別々のセミナーを受講しておりました。
特に午後から受講したセミナーは丸々6時間近いものでしたが、
あまりにも内容が興味深く、
あっという間の時間でした。
(かなり頭が熱っている、感じです)


今回のセミナーでは
『エフェクチュエーション』という理論を
その道の専門研究家の先生より教わったのですが、
コペルニクス的転回、というか、パラダイムシフト、というか
「そんな考え方をしても良かったのか!」
という、大きな気付き、自信を頂いたように思います。


私もそうですけど、
徒手空拳で(ドラクエでいう)アイテム的な武器が無いから、とか、
何をしたら良いのか分からないから、とかとか、
色んな事を言い訳に現状維持に甘んじていました。


しかし、
「武器が無い無い!」と喚き叫ぶ前に
自分に目線を向けて微細なアイテムを探し取り、
『手中の鳥』から始めれば良いだけの話なんですよね。
(でも、この事になかなか気が付けないのも事実)


このセオリーを分かりやすく表現するならば
『わらしべ長者』の話。
藁と虻、というどうでも良いような微細なアイテムも、
交換を繰り返していくうちにお屋敷と土地に変わる。
最初からでっかく張ろうとするからズッコケるし、
コケたときの恐怖で前に進めなくなるわけです。


微細なアイテムで小さな成功を重ねる
『小さな三連勝』を目指せ、とよく言われますが、
最初から満塁ホームランを狙って
10勝0敗を取りに行くなんて
どれだけスター選手をかき集めた巨人軍でも
実現するのはなかなか難しいわけです。


もちろん前に前に進んでいく事が大事なのですが、
『許容範囲の損失(失敗)』を見定めておく事も大事。
つまり、失敗は決して悪では無い。
100万円の札束を持って競馬場に行き
勢いと感情だけで全部ぶっこむからコケるわけで、
「最終レースのために〇〇円残しておいて、
帰りの電車賃と食事代も残しておこうか」
と考える方が負けても次に繋げようか、という気も起きるし、
挫折し機会損失してしまうリスクも避けられる、というもの。
(例えがあまり良く無い!?)


しかし、人生失敗・トラブルなんて必ず発生するわけで、
そんな時は「失敗もネタの一つになりました!」と
レモネード的発想で次に進んじゃっていいんですよね。
パナソニックの手ブレ補正機能のついたカメラも
スウェーデンのアイスホテルも、
失敗やトラブルから生まれた産物。
失敗大歓迎!


とはいえ、
人と人との対話があってこそ
『手中の鳥』や『レモネード』の有効性に気がつくもの。
色んなお方と組手をさせて頂く事で
ご縁が「点」から「線」にどんどん『クレイジーキルト』的に
拡大を続けているのは、
学術的にも有用で意味ある事だと裏付けて頂き
言いようのない自信が生まれています。
(セミナー後に早速、
 セミナーにたまたまご参加されていた旧知の方に
 アポ取りました)
ジョブズが若き日に
ヒューレッドパッカードに受話器を取って電話をかけたように、
私も常に受話器を取ってダイヤルし続ける事を
人生の活動としていきたいものだ、と強く思いました。


人生スマートに生きていく事がカッコいいわけでは無く、
『泥縄式』にズッコケながら匍匐前進
でも心の中では常に「何によって覚えられたいか」
自問自答しながら生きていく事こそがカッコいい。
歌人の坂井修一さんが
『革命をもたらすのは100点を取る精神ではなく、
 未知の世界を切り拓く冒険心』
と仰っていましたが、通ずるものがありますよね。


学校で教わってきた事とは対極的で、
でも無性に勇気と自信が湧き上がる理論を
インストールする事ができました。


今は何者でも無いけど、負けませんよ。
と自分を鼓舞しコミットメントしておきます!

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