第109回　【筋トレ日誌　その他日々是】100（2021/7/16）▲▲人にぶつかっていってナンボ、の精神▲▲

時間があったので
早坂茂三・田中角栄　頂点をきわめた男の物語　オヤジと私
を一気に読み通しました。

最近角栄本がよく平積みされているところを見る限り、
やはり田中角栄氏の生き様、に憧れがあるからなのか、とも思います。
坐して食らえば泰山も空し、の精神とでもいうか。

今の時代に、
戸別訪問三万件、辻説法五万回の政治家を
誰も知らないでしょうから。

昨日大谷翔平の運の話を書きましたが、
おそらく田中角栄氏も運の人だと思います。
自助努力があった上での運であることはもちろんですが。

戸別訪問三万件に辻説法五万回の
地道な筋トレのような努力こそ
人の心を動かし山をも動かすのではないでしょうか。

戸別訪問と辻説法の『筋トレ』をこなした政治家こそ
足腰が強靭になりあらゆる波も乗りこなせる。

事実、田中角栄氏は
田んぼの畦道にも分け入って有権者と
直にぶつかっていったともいいます。
こんな言葉も残しています。

『農林省の役人は
米問題の権威かもしれない。
しかし、情熱がない。
田んぼの中に入ったこともないような者が
コメのことを分かるわけがない』

人間は体験したことを信じる、という
田中角栄氏の経験則に裏打ちされているものと思います。

ここから学ぶべきは、
人も政治も仕事も
人にぶつかっていってナンボ。
（これを白兵戦、と称される方もいらっしゃいますね。納得。）

うちに引きこもることなく、
人にぶつかり一期一会を大事にする。
そして自身への好感度印象を持ってもらう。

今日もそんな一日を過ごして参りたいと思います。