音声SNSは絶対に流行る!!けど足りないものはまだまだある
今回は、これから来るはずの音声コンテンツの解析をしていきたいと思います。まだまだ、動画コンテンツ(YouTubeなど)に追いやられている感が否めない音声コンテンツ。
この音声コンテンツの中には、私たちが行っている音声配信も含まれます。
それでも、現在は動画コンテンツが主流ではあるものの、音声コンテンツも徐々に市場を拡大しつつあります。
デジタル技術が発展し、スマートフォンやスマートスピーカーよりもさらに便利な端末が普及すれば、音声コンテンツを楽しむ機会が増え、またながら行動の機会が増え、音声コンテンツの注目度が高まる可能性があるでしょう。
音声コンテンツは動画と違い、広告をスキップされるケースが少ないといえます。
そのため、ユーザーのエンゲージメント率を向上させる一つの手段として注目する企業も少なくありません。
音声コンテンツの種類はこんなにある
音声コンテンツには、出版社やラジオ局が運営するサービスや、個人が情報を発信できるプラットフォームなど、さまざまな種類が存在します。
代表的な音声コンテンツは音声メディアやオーディオブック、音楽配信サービス、ポッドキャスト、音声SNSですね。
音声メディア
出版社やラジオ局が提供する音声コンテンツを視聴できるサービス。
「radiko(ラジコ)」や「ラジオクラウド」など。
オーディオブック
書籍の内容をサウンド化し、読むのではなく聴くことで情報を取得できる。
代表的なサービスに「Audible(オーディブル)」や「audiobook.jp」などがある。
音楽配信サービス
月額料金制で自分の好きな音楽を自由に視聴できるサブスクリプションサービス。
「Spotify(スポティファイ)」や「Apple Music(アップルミュージック)」など。
ポッドキャスト
RSSを通じてインターネット上で音声コンテンツを楽しめるサービス。
ドラマやニュース、英会話など幅広いジャンルのコンテンツが配信されている。「Apple Podcast(アップルポッドキャスト)」や「Google Podcast(グーグルポッドキャスト)」などがある。
音声SNS
ユーザーが投稿した音声コンテンツを視聴、あるいはリアルタイムの配信に参加できるプラットフォーム。
いいねやフォローなど、ユーザー同士でコミュニケーションを取り合えるSNSの機能を持っている。
■僕もAWAラウンジ(音声SNS)を行っています!
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音声コンテンツが注目されている?!
音声コンテンツが年々拡大し、注目されているのは、どのような背景があるのでしょうか?
スマートフォンやスマートスピーカーの普及
ながら行動中に楽しむコンテンツとして相性が良い
自宅で過ごす時間が増えた(コロナ禍で急増)
動画よりも制作コストが低い
スマートフォンの普及やデジタル技術の発達に伴い、人々の生活はより効率を重視するようになりました。
テレビを見ながらスマートフォンでゲームを楽しんだり、料理中に音声一つでスマートスピーカーから音楽を流したりと、2つのことを同時に行う行動は、生活の中でよくあるパターンになりつつあります。
これを「ながら行動」と言います。
リスナー側の視点
ながら行動をすることで、日常生活の中で消費者が接するコンテンツの量と幅が増加しつつあります。
中でも音声コンテンツは、聴覚のみで情報を取得できるのが特長です。
音声コンテンツを楽しむと同時に、家事や仕事をしたり運動を行ったりできるため、ながら行動と相性の良いコンテンツだといえるでしょう。
発信側の視点
また情報を発信する側としても、映像の撮影や編集の必要がないため、制作のハードルが下がります。
誰でもコンテンツを作成し、情報を発信しやすくなったことも、音声コンテンツが注目を集める一因です。
音声コンテンツの市場規模について、今後どうなっていくのか
総務省が公表している「情報通信白書(令和4年)」によると、「音声系ソフト」の市場規模は、音楽ソフトやラジオ番組、ネットオリジナルコンテンツなどを含め、8,017億円です。
「映像系ソフト」の6兆7,844億円、「テキスト系ソフト」の4兆2,414億円には及ばないものの、徐々に市場が拡大しています。
-参考リンク-
市場の拡大とともに、音声コンテンツを発信するサービスやプラットフォームの数も増えています。
ただし現状は、動画配信サービスのような広告配信でマネタイズできる環境が整っているとはいえません。
例えばYouTubeは、充実した収益化の環境があったからこそ数多くのクリエイターが集まり、質の高いコンテンツが増えた結果、数多くの視聴者を獲得しました。
視聴者が多いからこそ、より多くの企業が広告を出稿しようとするため、市場が大きく拡大したといえます。
音声コンテンツが今後発展するかどうかは、質の高いコンテンツやクリエイターを増やす仕組みが確保できるかにかかっています。
仮に、YouTubeのような優れたマーケティングを展開するプラットフォームが登場すれば、一段と市場が拡大する可能性があります。
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