M-1グランプリ2023準決勝の戦前予想

ワイルドカードも決まり香盤が発表されました。準決勝の予想でもしていきます。
◎はほぼ確定、◯◯は強い、◯は可能性高そうくらいです。

A ダブルヒガシ(吉本興業)
ワイルドカード。さすがに行けないだろうけど、場は温めてくれそう。
A ぎょうぶ(吉本興業)
漫才コント枠を争うことになるか。Aだけでもドナピ、ママタルトと競合が多い。
A きしたかの(マセキ芸能社)
準々決勝のネタが強ネタと言われてたけど、個人的にはそこまでには感じなかった。今年は強いしゃべくりが多すぎる。
A ドーナツ・ピーナツ(吉本興業)
漫才コント勢の中ではツッコミのキャラが強め(ツッコミの仕方とかではなく)。そこが差別点になるか。
A ママタルト(サンミュージックプロダクション)
去年の二の舞にならないことを祈る。準々決勝は良かった。
A フースーヤ(吉本興業)
異色コンビとして印象を残したいが、後ろのトム・ブラウンが競合として強すぎる。中華コレクション並みの爆発があれば。
A トム・ブラウン(ケイダッシュステージ) ◯◯
準々決勝くらいハマれば、確実に爆発するから強い。他と競合しないのも強み。余程ここまでのコンビが大ウケするか後ろが爆ウケしない限り、自分のパフォーマンスで勝ち切ることができるのではないか。
B 華山(吉本興業)
準々決勝がウケすぎだったかはともかく、他のしゃべくり勢に比べて題材が古臭い感じがする。言い換えると発想力の点で点数が下がるか。
B スタミナパン(SMA)
横からツッコミ系。準々決勝のネタなら、ワンアイディアがハマるかどうか。
B 豪快キャプテン(吉本興業) ◯
屁理屈系しゃべくり漫才の中ではマンパワーの強さでここが残るのではないか。バッテリィズと比べて、パワー強い方が論が通っているので聞いてて首を捻ることになりにくい。
B オズワルド(吉本興業)
同じブロックに似たタイプの屁理屈系しゃべくり漫才が多く、明らかに試されている。
B ヘンダーソン(吉本興業)
2年前と同じシステムで上がったということは、システム自体は飽きられていないということ。どこまで全ボケハメられるか。
B くらげ(吉本興業) ◯
しゃべくりという大きなくくりだと競合は多いが、今回多い「対立構造の屁理屈系しゃべくり(豪快キャプテン、バッテリィズ、オズワルド、さや香、ネタによってはエバース)」とは違い、「一定のルールの上で会話するシステム系しゃべくり(カペポスター)」に分類されると考える。前者が多いBで違いを見せられるのではないか。
B バッテリィズ(吉本興業)
豪快キャプテン、エバースと枠を争うことになりそう。去年も評価が高かったが、去年の「底抜けに元気なバカ」感から「どうでもいいところに気付く嫌なバカ」感が出ているネタだったので、去年のネタをやってもいいのでは?というお笑いファンの論がとても共感できる。
B 真空ジェシカ(プロダクション人力舎) ◎
大喜利系漫才コントの中では群を抜いて強い。決勝審査員に好かれてないタイプのネタなだけで、予選ではさすがに落ちないのでは。
C ナイチンゲールダンス(吉本興業)
ブロックが空くとはいえ、真空の残像に勝てるかどうか。
C 鬼としみちゃむ(吉本興業)
屁理屈系しゃべくりに分類してもいいのだが、それにしては二人のキャラが立ちすぎている。対立すると「嫌なこと言ってるな」とどうしても感じさせてしまうコンビが多いが、やり込められてもそう感じさせないしみちゃむのキャラは得。
C 令和ロマン(吉本興業) ◯
安定した漫才コント。が、準々決勝のウケはそこそこか?客的にも吉本的にも生かせたいムードはあるが……
C ニッポンの社長(吉本興業)
正直準決勝進出が?なコンビ。準々決勝と何もかも違うレベルのことをしない限り決勝進出はない、が、去年ダイヤモンドを謎に上げた大会なので何も信用できない。
C ダイタク(吉本興業)
例年「双子に頼りすぎ」という印象を受けたが、今年は見せ方がいい塩梅に寄っている印象。ネタの仕上がりは一番いい。が、他のコンビの個性に勝てるか。
C 20世紀(吉本興業) ◯
漫才コント勢。他と比べてボケそのものの面白さよりもシチュエーションボケの強さが光る。この差別点と爆発力が強いので、初準決勝組では有力と見る。いや一般的評判がそこまでなのは分かってるんだけどさ。
C エバース(吉本興業)
しゃべくり漫才。屁理屈系のネタもあるが、そっちだと他のコンビの方が強い。どのネタでもわりと頭を使うので、いかに考えさせずに笑わせられるか。
C モグライダー(マセキ芸能社) ◯
分類するならトム・ブラウンと同じ「目標達成型システム漫才」。ともしげの出来次第だが、ネタの中身自体は「さそり座の女」よりも進化している。それが審査員にも評価されるかどうか。
D ダンビラムーチョ(吉本興業)
お笑いファンの受け入れ態勢はできている。ただ、去年もそうだったのに準決勝ではちゃんとウケなかったので、観客は意外と冷静か。良くも悪くも他に影響されないコンビ。
D ヤーレンズ(ケイダッシュステージ) ◯
漫才コント勢だが、大喜利ではなく技術で笑わせる。準々決勝のネタは台詞単位では最早面白いこと言ってないのに、言い方と間で爆ウケを取っている。ダンビラが場を大いに荒らした後をいかに上手く自分の空気に戻せるか。
D ロングコートダディ(吉本興業)
大喜利漫才。正直今年は大喜利も構成も大したことなかったからここらで落ちた方が……
D ななまがり(吉本興業) ◯◯
大喜利漫才。大ウケはするだろうが、準々決勝のネタだと筋がなさすぎると取られかねないか?
D シシガシラ(吉本興業)
しゃべくり漫才。これまでの貯金で上がった感は強く、ブロック的にも厳しいか?
D さや香(吉本興業) ◎
しゃべくり漫才。屁理屈系の中ではトップクラスの完成度。1ヌケ候補。
D カベポスター(吉本興業)
しゃべくり漫才。面白いけど、爆発力があるしゃべくりが多く、印象が薄くなりがちかも。
D マユリカ(吉本興業)
漫才コント。漫才コント勢の中では人気はあるが、一発だけ爆発ボケがあるくらいの印象。


というわけで、決勝進出予想は、
さや香
真空ジェシカ
ななまがり
トム・ブラウン
ヤーレンズ
20世紀
豪快キャプテン
くらげ
モグライダーと予想しておきます。願望としてはモグライダーより令和ロマンに行ってほしいし、可能性は低いけどさや香よりフースーヤに行ってほしいけど……
勝負は蓋を開けてみるまで分かりません。とにかくヤーレンズが決勝行って爆発してくれればそれでいいです。
準決勝は明後日木曜日!皆さん、生配信で見ましょう!

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