国内の人口と経済
今回は国内の人口と経済について調べます。
前回は世界人口と経済規模でした。世界人口と経済規模|SEI (note.com)
日本は1.2億人の人口と600兆円のGDPがありました。まずは人口のグラフを確認します。高齢化が進んでいる、と思うのですが、それを実際のデータを自分で見て確認してみます。
総務省統計局のサイトにいきますと、人口データが公開されていました。エクセルでダウンロードできるので、自分でいろいろグラフを作ることが可能です。
人口推計 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口 (e-stat.go.jp)
2021年6月1日の人口データをもとにします。5歳毎、男女別の人口があり、総人口と日本人人口がわけてありました。まずは総人口の分布です。
70~74歳と45~49歳にピークがあり、年齢が下がるほど人口が下がっています。これはよく見るやつですね。
統計に総人口と日本人人口がありましたので、この差分が日本に住んでいる外国籍の方の人口ということになるのかなと、グラフ化してみました。縦軸が異なる(総人口の1/10)ので注意してください。
20~34歳までの人口が多いですね。男女は半々より少し男性が多いくらい。若手の働き盛りの方が日本に働きに来ているのかなという印象です。総人口に対する割合でみてみます。
20~34歳までの人口、総人口に対する同じ年代の方のなかでの割合はでは日本人ではない人の割合5~7%です。結構多いな!? クラスに一人くらいの感覚ですね。
次に、国内の経済規模です。いろんな視点がありそうですが、まずはGDPの産業別比率かな…と検索してみました。
ごそごそと検索して、「産業別GDPはここを見てね」というページを見つけましたので、
経済活動別(産業別)GDPを参照したい : 経済社会総合研究所 - 内閣府 (cao.go.jp)
書いてある通りの資料をダウンロードします。名目、実質、デフレーターとありますが、とりあえず、実質を選びました。
2022年度国民経済計算(2015年基準・2008SNA) : 経済社会総合研究所 - 内閣府 (cao.go.jp)
最も新しいのが令和四年度でしたのでそちらを選び、グラフ化します。
1位が製造業、2位が卸売・小売。3位が不動産、4位に保健衛生・社会事業(これは医療や介護などでしょうか?)、5位が専門科学技術、業務支援サービス業、でした。製造業は小項目があったためそれも円グラフ化してみます。
1位が業務用機械、工作用機械とか、でしょうか。2位が輸送用機械、車や鉄道車両ですね多分。製造業は自動車が1位かと思っていたので、意外でした。3位が化学です。化学ってなんだろう? 薬とか…? 次に食料品がきます。パンとか…ですかね…。単価が高くて必須のものがパイが大きくなりがち、ということでしょうか。
産業別の国内総生産ランキングに戻りまして、2位、卸売・小売…というのはええと…スーパーとか日常生活の買い物系でしょうか?あってるかな? 3位の不動産とだいたい同じくらいの規模です。不動産か、土地や上物の売買、賃貸収入とかですよね。土地家屋に我々の日常生活と同じくらいのお金が動いているのですね。
4位、保健衛生、社会事業が続きます。高齢化社会なので、おそらく他国と比べて割合、大きそうですが、いまはわからないので、まあこれくらい。という感じです。4位。
5位、専門・業務サービス…これいったいなんでしょうか? えっとこちら000290731.pdf (soumu.go.jp)によれば、大学等の研究開発関係、弁護士や弁理士、税理士といった専門職、あとなんかいろんな専門的な測定関係など。みたいです。
6位が情報通信業ですが、同じくインフラである電気ガス水道廃棄物処理、と比較すると割合が高いです。情報化社会でここはきっとまだまだ伸びていくのでしょうね。
7位が金融・保険業ですが、これ以降は小さくなっていくので割愛します。
ダウンロードしたエクセルには1994年からのデータがありましたので、参考まで推移も出してみます。年代別の積み上げ棒グラフです。産業の順番が前後していますがご容赦ください。
意外にといいますが、大きく割合に変化があるようには感じられません…が、1994年と2022年を見ますと、建設業が減って、保健衛生・社会事業と専門・科学技術、業務支援サービスが増えている…かな? あと農林水産業の割合の低さにはびっくりです。宿泊・飲食業より低いよ。
全体としては、2009年のリーマンショックでがくんと減った以外は年代を追うとゆるやかな微増傾向ですかね。一応。諸外国と比較すると、ほぼ横ばいに近いのでしょうが。
いやあ、大変だった。いろいろな疑問がわいてきますが(名目と実質の違いって?とか、あれとこれはどこに含まれるのか?とか、そもそも「国内総生産」はどうやって測定したものなのか?とか、他の国の産業別割合と比べたらどうなんだろう?とか)、ひとつひとつ調べていくと膨大な時間が必要になりそうです。
ざっくり全体像をみるのをまず目標にしましたので、とりあえずここまでにします。次回はなにを調べようか…。
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