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翡翠 / 絵 かよんちゃん。言の葉 青紗蘭
ああ、あなたは其処にそっといてくれるのね。
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大地から生まれた私には、瞳と呼ばれるものは無いの。 けれど、何も困らないわ。 皆が教えてくれるもの。
大地に触れれば、あらゆるいのちの形をあたたかい匂いを、感じられるの。
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「あら、あなたは私に何か教えてくれるの?ふふ、嬉しいわ。私の手で触れてもいいかしら?」
そっと手によってくるものがいる。
「ああ…あなたは、鳥さんだったのね。 何て美しい。翡翠(カワセミ)。 私にあなたの色をわけてくれるのね。あたたかい。お洋服から素敵な色を感じる」
翡翠は頷いた。
「私…嘘をついたわ。 本当は、瞳というものであなたをみたかった」
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翡翠は、私の右頬のそばに移り、そっと体を寄せてスリスリとしてくれた。
翡翠のぬくもりが、体の隅々までひろがると、とても美しいものが幕を開けた。
「えっ…どういうこと、これは何?」
「ぼくが、君に世界をみせてあげる」
「まさか…これは、あなたの瞳に映っているもの?」
ああ…ああ…。言葉にならない。
「ぼくは何時もそばにいるよ」
美しい翠をまとう女性が木蔭に見える。
そして、そばには翡翠。
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絵を描いてくれた【かよんちゃん】⬇
たくさんの素敵な絵があるよー💗
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