見出し画像

シロエノヨウスイの作り手 ─ 高井俊秀

シロエノヨウスイのゆかいな作り手たちをご紹介します。

今回は、高井俊秀(たかいとしひで)についてご紹介いたします。

高井さんは 1989 年生まれの兵庫県神戸市出身であります。

僕自身、彼と知り合ってからまだ 1 年も経っていませんが、それでも書くことが山程あるくらい個性的な人間です。

この記事を通して、オーダーでやりとりするだけではわからないような彼の個性をお伝えできればと思います。

よければご覧くださいませ。

画像7

個性 1:めっちゃゴミ拾ってくる

"ゴミ拾い" は彼のライフワークといえます。

実際、工房には彼が拾ってきたゴミがたくさんあります。

たとえば、こちらの椅子。

画像2

彼が拾ってきて革を張り替えて、工房で大活躍中です。

奥に見えているのも、粗大ごみシールが貼られているので、彼が拾ってきたものかと思われます。

こんな調子で、工房には彼の拾ってきたゴミがいつの間にか増えていたりします。

電気ストーブなどの実用的なものから、アンティークのミシンなど役に立たないものまで。

画像3

(彼が拾ってきたアンティークのミシン。工房の入り口に飾りとして置かれています)

画像9

(こんなところにカビゴン発見!これも拾ったのでしょうか...?)

画像5

(接着剤をいれるビンなども彼が拾ってきたものが使われています)

彼の自宅にも拾ってきたゴミがたくさんあります。

(というと、ゴミ屋敷みたいな部屋を想像されるかもしれませんが、彼の部屋は意外にもとてもキレイです)

テーブルや食器類、洗濯カゴから洗剤にいたるまで、日用雑貨は拾いもので済ますのが彼のスタイル。

たとえば新しいコップが欲しいと思ったら、僕の場合は 100 均やドンキに行ったりしますが、彼の場合は「探しに行く」そうです。

画像9

(彼の部屋の食器類はぜんぶ拾い物です)

ゴミを効率よく拾うために、自宅から工房までのルートにも気を配ります。

彼が言うには、ゴミの出現しやすい場所というのがあるらしく、そういう場所をなるべく多く通れるルートで行き帰りしているそうです。

さらに特定の場所でも時間帯によってゴミの出現率は変わるそうで、行き帰りでルート取りを変えるという徹底ぶり。

なぜ彼はここまでゴミを拾うようになったのでしょうか。

画像8

(ゴミに関してはガチンコです)

個性 2:ユーモアを忘れない

彼はその独特なユーモアセンスでいつも僕たちを和ませてくれます。

たとえば、食事の前には、料理を目にして「おいしそう」→ 口にする前に「ウマい!」と言うのは彼のお得意のボケです。

他の人が「いただきます」と言うくらいの感じで言ってくるので、だんだん誰もツッコまなくなってきましたが...(かわいそう)

さらに、周りもずっと彼のことを見ているわけではないので、ボケに気づかれずに普通に「うん、美味しいね」と返されることもしばしば。

ツイッターでもユーモアは忘れません。たとえばこちらのツイート。

パッと見ると、どこが面白いの?と思われるかもしれません。

僕も後から説明されて分かったのですが、これは「ザ・ホールカットシロエノグリーンアンティーク染め」という長すぎる色の名前をつぶやくというボケだったそうです。

僕はユニークだなと思いました。

ただ、周りから「高井さんもやってみなよ!」とせっつかれてツイッターを始めた経緯もあり、彼自身はツイッター上でまだ自分の本領を発揮できていないと感じているようです。

個性 3:ほとんどお母さん

彼は、ほとんどお母さんです。

たまに自宅に遊びにいかせてもらうと、美味しいご飯を作ってくれます。

それも特別な食材や調味料を使っているわけではなく、業務スーパーで安く仕入れてきたものをうまく組み合わせて作ってくれます。

画像10

(高井さん特製やさい炒め)

とはいえ、これくらいであれば料理上手 & 節約上手な男性くらいで終わるかもしれません(これだけでも十分すごいですが)

彼が特徴的なのは、その振る舞い方です。

「先に食べてて」と自分の分を後回しにして、僕たちの分のご飯やおかず、副菜なんかを先に準備してくれるのです。

自分の分を準備しながらも、先に食べている僕たちにむかって「ごはんおかわりあるよ」「キムチもっといる?」と声をかけてくれます。

キッチンに立っている彼の背中を横目に彼の作った料理を食べていると、なんとなく実家に帰ったときのようなホッとした気持ちになります。

ここまではなかなかできません。

さらに健康にも配慮されています。

ご飯は、白米の代わりに玄米が使われていることが多いです。最近では "キヌア" という穀物が混じっていることもあります。

彼が言うには、キヌアというのは NASA も認めたスーパー穀物だそうです。

画像6

(彼が作ってくれたビーフシチュー & キヌア)

お腹いっぱい食べさせてくれた後には、「果物あるよ」「アイス食べる?」とデザートをすすめてくれます。

そして最後の最後にビタミン系のサプリを飲ませてきます。

ここまでくると、ほとんどお母さんです。

もし「自分の周りでいいお母さんになりそうな人だれ?」と聞かれたら、間違いなく彼の名前を挙げます笑

部屋もキレイで、料理上手で節約上手。彼はどこかで花嫁修業でも受けたのでしょうか...。

・・・

他にもファッションやアートが好きなところ等ご紹介したいところはあるのですが、これくらいにしておきます。

本人からすれば、「先にそっちのカッコいいほう紹介してよ!」と思うでしょうが笑

サッカーも好きみたいですが、僕がサッカーのことがあんまりわからないのでごめんなさい。

あとエロいです。

高井俊秀をどうぞよろしくお願いいたします。

画像7


サポートいただいたお金は、全額職人に渡させていただきます。試作のための材料費や、靴磨きイベント等への参加費の足しとして使ってもらいます。