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引退


昨シーズンが終わり、選手を続けるために準備をしてきました。ですが年が明けてから、選手を続けるか、引退するか、それとも新たな職に進むか、とても真剣に考えました。
その結果、自分の中で選手として活動することよりも、これからの人生や、家族との時間がより重要だと気づきました。そして、アルビレックス新潟という素晴らしいクラブと出会い、ここでキャリアを終えるなら引退しても良いと思うようになりました。

日本一のアルビサポーター 🦢



流通経済大学から加入したカマタマーレ讃岐。右も左もわからない中、試合に出場するチャンスをいただき、無我夢中で過ごしていました。
居酒屋でバイトをしたり、ジュニアユースのGKコーチをしながらサッカーした日々は大変だったけど、良い経験になったし、とても充実していました。
JFLから3年かけてJ2に昇格しました。ガイナーレ鳥取との入れ替え戦。アウェイの地までたくさんのサポーターが駆けつけてくれて、共に昇格に歓喜したあの光景は本当に感動的でした。
J2では残留、定着するために団結し、2年連続で入れ替え戦を戦ったことも今となっては良い思い出です。J2では5年、J3は1年、計9年間、讃岐でお世話になりました。

入れ替え戦を制し昇格を決めた瞬間



徳島ヴォルティスでは約1年お世話になりました。
自分自身初めての移籍で、とても緊張したことを覚えています。ただ、徳島では1年しかいなかったとは思えないほど濃い日々でした。初めてのコロナ禍でのシーズンで、中断に次ぐ中断。無観客での試合。連戦によるハードなシーズンでした。そんな中でもJ2優勝、J1昇格を経験でき、そのチームの一員として戦えたことは誇りです。


ホームで昇格を決めた瞬間🌀




翌年、キャンプ後に徳島からアルビレックス新潟に加入しました。アルビレックス新潟とはこの年のキャンプの時に徳島でプレシーズンマッチをしていて、とても良いチームだなという印象がありました。まさかこのチームに自分が加入するなんて思ってもみませんでした。試合中、徳島の選手たちが、至恩に「 何で来ないんだよ! 」って話しかけていたのは内緒の話です🤫笑( この年のオフに徳島が至恩を獲得しようとしていました。 )

レンタル加入したのは3月の上旬だったと思います。車で移動したのですが、移動した日はとても天気が良くて、糸魚川の親不知から見えた海がとてもきれいだった記憶があります。「 新潟も天気普通じゃん! 」と思った次の日。チームにあいさつするためにクラブハウスに着くと嵐のような風で、「 昨日の天気はどこへ行ったんだ! 」と驚きました。
ただ、チームメイトも温かく、すぐにチームに溶け込むことができました。2年目にはJ2優勝、J1昇格を経験でき、こんなに短いスパンで優勝、昇格を経験できたことは本当に嬉しかったです!3年目の昨季。初めてのJ1リーグも良い経験でした。


champions 🏆



3つのクラブで出会えた素晴らしい選手、スタッフと勝利、目標のために切磋琢磨した日々はかけがえのない私の財産です。
3つのクラブで成し遂げた昇格は、それぞれ違うものだけど、どれも最高でした。
カマタマーレ讃岐、徳島ヴォルティス、アルビレックス新潟のファン、サポーターの皆さん。スポンサーの皆さん。クラブを後押ししていただいた全ての皆さんにはこの場を借りて感謝申し上げます。ありがとうございました。

現役ラストゲーム⚽️


さて、今年からは指導者の道をスタートします。
新潟からも育成のGKコーチのお話をいただいていましたが、冒頭にも書いたように家族との事を優先し、地元、岡山で次のキャリアをスタートすることにしました。ファジアーノ岡山の普及部コーチとして、地元岡山でサッカーの楽しさを広く伝え、次世代を担う選手たちが輩出されるようにサポートしていきたいと思います。いずれはGKコーチとして育成やTOPチームに携わることが今の目標です。指導者として讃岐、徳島、新潟に戻ることもあるかもしれませんね。これからの瀬口拓弥にも期待してください。13年間ありがとうございました。


13年間ありがとうございました🙇🏻‍♂️

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