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米保険会社のSAFC (NASDAQ: STFC)、Liberty Mutualによる買収でさらなる飛躍へ【Internet Bull Report】

保険会社のState Auto Financial Corporation(SAFC)、大手保険会社のLiberty Mutualが企業の株をかったあと前の週に株価が上昇したのである。


SAFCは、アメリカで個人・事業両方の保険サービスを提供することに専念している企業である。企業は、個人保険や営利保険、投資事業部門でもって運営している。企業は主に小売機関やホールセールブローカーなど独立機関を通じてサービスを市場に出している。企業は1950年に設立され、オハイオ州のコロンバスに本社がある。

企業の内在価値(株価収益率、株価売上高倍率、株価純資産倍率、株価キャッシュフロー倍率、企業の過去のリターンや成長率に基づく係数、業績の将来の見積もり)によると、企業の本来の価値は一株当たり35.78ドルであった(2021年7月9日時点で実際は17.25ドル)。さらに、ほかの基準でも企業が過小評価されていて将来的に大きな可能性を秘めているということが示されている。例えば、株価純資産倍率は0.76と過小評価されていて、負債資本倍率は0.13ととても低く負債の割合があまりなく、自己資本利益率は4.29と保険業界における70%のライバル会社よりも良かったのである。それに付け加えて、Short Float や Short Ratioではそれぞれ0.37%3.92と低く、取引者は株に対して自信がありその強いサポートラインはだいたい16.20ドルであった。

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SAFCは障害保険業内で運営している。この傷害保険業は、Mortor Intelligenceによるとアメリカ国内での年平均成長率が2020年から2025年の間に6%になると予想されていて、そのなかで中心となっているのはLiberty Mutualである。Liberty Mutualはアメリカの障害保険業界を牽引していて2019年の市場シェアが5.1%もあり、ここ最近はSAFCの買収でもって拡大を目指しているのである。

Liberty Mutualは、SAFCがアメリカ33州中の3400もの独立機関でもってLiberty Mutualが個人保険や小企業の保険を牽引するほどまでに成長できるようにしてくれるだろうと信じていて、SAFCはLiberty Mutualにとって鍵となる。SAFCは基本的にアメリカ国内の保険業者ではあるが、先進国では保険業界の成長率が鈍化してきているのでLiberty Mutualは国内のライバル企業を追い越すのが難しくなってきていると気づいているのかもしれない。マッキンゼーの調査によると、発展途上国では成長率が比較的早く、アジア太平洋地域は2028年までには2番目に大きなP&C市場になると見込まれている。

皆が注目するようなことはSAFCの株価が2021年の7月9日の17.26ドルから12日の50.08ドルと大きく上昇したことである。この大幅の上昇はLiberty Mutualの買収によるものである。一株当たり52ドルと大幅な割高で株を買い、それで劇的な上昇が起きたのであった。Liberty Mutualはこの取引がさらに23億ドルも割高で加えてくれるだろうと予想している。世界のP&C市場では2008年から2019年にかけて株主のリターンが160%も上昇していて、今回のような取引は投資家のためにこのトレンドを維持してくれそうである。SAFCは今回の買収で私たちの当初の評価を上回ることができ、もしかしたらLiberty Mutualが市場シェアと国内ネットワークの拡大できるように援助するかもしれない。




【Internet Bull Report】
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URL; https://internetbullreport.com/

翻訳記事;”State Auto Financial Corporation (NASDAQ: STFC) Takes Flight After Acquisition

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