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52週間で最高値となったCipher Pharmaceuticals、次はどうなっていくのか?【Internet Bull Report】

Cipher Pharmaceuticalsは最近52週間で最高値になり、これは株価の再上昇かあるいは単なる周期的変動を示すものなのか?


今年1月、契約違反が発覚してTrulanceのライセンス契約が停止して530万ドルの減損料金が課せられて以来、Cipherの株価は2021年会計年度の第2四半期に52週間で最高値を出した。今回の企業の結果は収益やEBITDA、一株利益において強く連続的かつ前年度以上の成長を示すものとなった。ゆえに、これは企業が今後この成長を維持できるか否かの疑問を引き起こしているのである。

2000年にカナダで設立されたCipher(TSX: CPH)は、求められた臨床開発と処方箋医薬品の規制当局の承認を薬品輸送技術や世界中で提供される医薬品を使って管理する特殊医薬品企業である。


財務実績における企業の展望

Cipherは最近、成人用の便秘とともに来る過敏性腸症候群の治療のために作られてカナダ保健省に承認されているオーラルタブレットであるTrulanceにおけるBausch Healthとの対立の仲裁裁定を発表した。Trulanceの機能障害の法規定は第一四半期の財務実績に悪影響を及ぼした。しかし、それでも過去6カ月では企業の株価は投資家に好まれていて、ライセンスと製品ポートフォリオの成長で急上昇したのである。

2021年会計年度の第2四半期にマーケティングパートナーのSun Pharmaceutical Industries, Inc. (“Sun Pharma”)とともにAbsorica AGを始めたことで、企業のイソトレチノリンのポートフォリオの価値が最大化した。さらに、アメリカのイソトレチノリンの処方箋の市場が18.2%成長したことで、企業のライセンス収益がさらに成長したのである。その結果、企業の利益は過去1年でCanadian Pharmaceuticalを大きく超えたのであった。

Cipherは開発パートナーであるGalepharMobergとともに市場の可能性を評価し続けている。概念実証の研究の完了とともに、Cipherは既存のIPポートフォリオの拡大と強化してくれる可能性を持つテストパラメーターを組み入れるための集中的な動物研究の成功のために現在準備が続いているDTR00として知られているタトゥープログラムを進めることを目指している。

Cipher Pharmaceuticalsは将来、過去よりもはやいペースで成長していくと予想されていて、収益は今年の終わりまでには7.1%の年成長率になるといわれている。これは過去5年の11%の年間の減少よりかなり良い結果になるだろう。

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リスクマネジメント

Cipherの利益と収入は成長すると予想されてはいるものの、株価は極端に過小評価されていて公正な価値の17.31カナダドルよりかなり低値で取引されているので、企業はカナダ市場において依然としてかなり低いままかもしれない。企業の自己資本利益率の低さは企業が利益を生むために株主のお金を効率よく利用することが全くなかったことを示しているので、企業の将来の業績はかなり厳しいものになるかもしれない。

企業の多大な財務リスクへのエクスポージャーは事業を行っている間に業務実績に深刻な影響を与えかねない。そのリスクには信用リスクや金融負債義務、外国為替変動に関連する現在のリスク、金利リスク、資本管理リスクといったものが含まれている。

Cipherの事業・運営が過去に強い回復を示してきたとはいっても、もし企業がカナダの医薬品業界で他の企業に追いつくために効果的な費用削減プランの実行と製品と事業の取得の選択的な追及に失敗してしまえば、将来の展望は依然として好ましくないものになる可能性がある。




【Internet Bull Report】
海外の経済ビジネス情報サイト。世界中のいろんな企業の経営状況や財務状況の情報など。
URL; https://internetbullreport.com/

翻訳記事;”Cipher Pharmaceuticals Hits 52-Week High, So What Next?

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