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人はなぜ"恐怖"を感じるのか。その理由を、韓国兵役軍人として得た知見から深掘ってみる。

こんにちは。
いるぼねそ~ん 軍隊まで来た せふぁんです。 

最近は、いっそう軍生活が楽しくなってきました。上官、教官や先輩方とも仲が深まってきましたし、なによりも軍隊に慣れてきたというのが大きな理由でしょう。


最近、恐怖を感じたのはいつですか?


さて、今日のお題は <恐怖> です。 
人はなぜ「コワイ」という感情を持つのか。その理由を、軍人として得た知見から深掘ってみたいと思います。 

質問です。
『最近、怖い!と感じたのはいつですか?』 

少し思い出してみてください。 

僕は、今年2024年に入って、「コワイ!」という感情をたくさん経験しました。なんといっても、入隊したもので笑 

思い返してみると、入隊前の外の世界にいた頃は、恐怖を感じる事がしばらくありませんでした。(人生で振り返ると、沢山ありますけどね!フィリピンで拳銃で強盗された時とかね!!) 

けど、入隊してからは、結構な頻度で経験しました。 

銃を撃ったときの怖さ


まず、入隊前日。明日からの生活がどうなのか、何をするのか。どんなことが待ち受けているのか。一切わからないものなので、物凄い恐怖心に襲われました。 

初めて銃を受け取った時。銃も物理的に想像より重く、また人を殺す武器を今手にしているという重圧感。それはそれはそれは...重たかったです。 

初めての射撃訓練の時。一発目を撃ったときの感覚。撃ったときの反動。それは震えるものでした。 

初めての手榴弾訓練の時。安全ピンを抜いて3~5秒で爆発し、周囲何10メートルの殺傷力を持つという怖さ。 

初めての毒ガス訓練の時。目が開けられなくなり、身体中の穴という穴から鼻水に唾や汗が雪崩落ちるとは聞いていたが、どれくらい苦しいものなのか。怖い。 

などと。 


1番最近「コワイ」と思ったのは、先日、外泊の時に、遊びに来てくれた友達と人生で初めてバンジージャンプを飛ぶ時でした。 

高さ50メートルからロープ一本に命を託し、自分の足で飛び降りる。いやあ、怖かった。

人生のバケットリストでもあり、一度はしてみたかったバンジージャンプですが、いざ、飛び台に立ってみると足がブルブル震え、これから待ち受けている感覚が如何なるものなのかと。1秒が1時間のように感じる瞬間。 コワッ

けど、いざその初めの一歩さえ踏み出してみると、本当に面白い感覚を味わうことができたんですよね。 

飛び終えてみると「もう一回飛びたい!」そう思えるほどでした。もう次にバンジージャンプをするとなれば、その恐怖心はないことでしょう。 


人が「コワイ!」と感じる理由


軍隊での訓練も同じです。
一度経験してみると、恐怖心というのはウソのようにグッと減るんですよね。 

なぜかというと「知っているから」です。 

キーポイントはここにあります。
上記に共通しているものがあります。それは全て「初めて」が入っているという点です。 

初めてのものは、全て「わからない」があります。「コワイ」という感情は「わからない」から生じるのです。 

では、その初めの一歩を踏み出すことのできる人はどういう人でしょうか。 

多くの人は「勇気がある人」と答えますが、そうではありません。

僕が考える、一歩踏み出すために必要なのものは”勇気”ではなく”情報量”です。 

わからないから恐怖が生まれる。その恐怖が一歩踏み出すことの足止めになっているのです。 

恐怖心を減少させるには、圧倒的な情報を得るのが一番効果的です。その情報を得るには経験することに尽きます。 そして、人に聞く。さらに、勉強する。

もちろん初めての経験をするには「勇気」も必要ですが、その勇気を振り絞るにあたり得られるものが多いと考えると、初めの一歩も踏み出しやすくなるのではないでしょうか。 

外の世界では、ほとんどこの情報量、つまるところ勉強量で恐怖はどうにかなります。

情報は、行動する人に集まります。
行動は経験になります。 
そして、さらなる行動を生み、
また情報が集まってきます。 

そして、世界が広がっていくのです。これこそ、人生を楽しく生きる秘訣とも言えるでしょう!!

せふぁんが、ますますドMになってきます!
軍生活!!

D-450
#いるぼねそん軍隊日誌


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