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「予算は気にすんな。俺がどうにかする。」 〜日韓青年未来会談を企画しながら学んだこと〜

11/28(火)に延世大学は国際会議室にて日韓青年未来会談という日韓交流イベントを、僕の運営している学生団体’日韓青年パートナーシップ’が主管いたしました。このイベントを準備しながら学んだことなど、裏側を大公開です。



「延世大学のホールを貸し切ろう!」


このイベントに携わるようになったきっかけです。

9月のことでした。
一緒に日韓青年パートナーシップを運営している、僕の相棒であり親友のよしきからカカオが一通。

「なんか、とある教授とミーティングすることになったけど、
火曜日の昼って時間空いてる?」

なんというタイミングでしょうか、
学期が始まって一週目で、授業が早く終わる日だったのです。

授業が終わってすぐに、約束の場所に駆けつけました。
そこで、教授と初めての顔合わせです。

その教授は、GTK (Gateway to Korea)という2016年にできた、
韓国に進出した日本企業駐在員経営者を対象とした最高位教育過程の責任教授でした。

その教授は、僕たちが運営している日韓青年パートナーシップの活動にとても共感してくださり、そこで、

「一緒に、イベント開いてみないか?延世大学のホール貸し切ろう!」

と話しをもちかけてくださいました。

僕たちからすれば、こんな大学のホールを貸し切って盛大にイベントを開催できるチャンスなんてないと、喜んでご一緒させていただき、企画していくことになったのです。

また、日韓青年パートナーシップのみならず、
延世大学の政治外交学部所属の日韓交流学会もともに主管いたしました!

この日のミーティング後に撮った一枚。


「予算は気にすんな。俺がどうにかする。」


これは、このイベントを準備していく上で、
教授が僕たちへ向けて一番かけてくれた言葉でした。

「やりたいこと、全部やっていいよ。予算は気にすんな。俺がどうにかするから。」

この言葉がどれほど心強かったことでしょうか。

正直、僕はこの言葉を聞いた時には、
「うわ、すっげ、予算そんなあるん!」と思っていましたが、

よくよく振り返ってみれば、
教授の「俺がどうにかする」という最強の後ろ盾があるということが物凄い心強かったのだと思います。

何事にも挑戦できる環境というのは、
もし、たとえ万が一失敗したとしても、絶対にカバーしてくれる存在がいることを言うのではないでしょうか。

日韓青年未来会談の実行委員メンバーとともに


「せふぁんさんなら絶対にどうにかしてくれる」



そんな、安心感のある教授の背中を見ながら思ったこと。

僕も、自分のチームメンバーが、
もっと何事にも挑戦できる環境を作るためには

「せふぁんさんなら絶対にカバーしてくれる」
という安心感を与えられる存在になるべきだということです。

「せふぁんさんなら絶対にどうにかしてくれる」
と思ってもらえるかどうか。

そして、
今運営している学生団体は、非営利組織で、十分な予算を確保できているかと言われればそうでもありません。そのため、メンバーにも我慢してもらっているとこが多いのですが、

メンバー1人1人が最大のパフォーマンスを発揮できるように、引っ張っていく者として、今後もっとしっかり予算を確保してあげたい!そう決意しました。

このイベントで設けさせていただいた日韓青年パートナーシップのブースの前で、
パートナーシップのみんなと!いつもありがとう!


日韓青年未来会談のイベント本番前の最後のミーティングの時です。
教授が夕飯をご馳走してくださり、食事中によしきと僕にこのように言ってくださいました。

「今回、奨学金として100万ウォンを準備した。団体の運営のために自由に使ってくれ。」

正直、僕はこの日韓青年未来会談の準備は足を引っ張ってばかりで、迷惑しかかけてこなかったのに、ここまでしてくださるなんて。本当に、心の広さと暖かさに尊敬しかありません!!

ありがとうございます!!泣

本当に、たくさんのことを学んだイベントとなりました。
こんな素敵な機会、挑戦できる環境、そしてリーダーとしてのあり方を教えてくださった教授、ありがとうございました!
そして、パートナーシップを代表して準備に励んでくれたよしきと、僕がたくさん迷惑かけてしまったのに心広く受け入れてくれた実行委員メンバーのみんな。本当にみんなありがとう。

イベント概要


日韓青年未来会談は、
日韓の青年が集まり各セッションに分かれ、それぞ参加者の皆さんとの団体写真れの主題について意見交換を行う日韓交流イベントです。

日韓100人以上の学生に参加していただきました。

3つのセッションは以下の通りです。
① 伝統アナログ vs パルリパルリ ダイナミック
:伝統を重んじ変化が少なくアナログ的な日本と、’せっかち’と言われるほどダイナミックに急速変化社会の韓国について話しあいました。

② 部活制度 vs エリートスポーツ
:日本では部活が普通で、特にスポーツ系では「野球やってた」などと韓国で言うと決まって返ってくるのが「選手だったの?!」。というのも韓国でスポーツをするひとは「プロ」を目指すのが基本だから…両者の違いや長短所について話し合いました。

③ 平和デモ vs 過激デモ
:韓国によくいると、ものすごいデモに頻繁に遭遇します。それだけでなく、地下鉄がストライキで動かなかったりなどと、日本に慣れている人からすれば戸惑いも多い日々です。そんな日本と韓国のデモの違いなどについて話しあいました。

参加者の皆さんとの団体写真


ロビーには日韓の企業のブースが設営されました
日韓青年パートナーシップのブースも賑わいました


主催 Gateway To Korea
主管 日韓青年パートナーシップ 日韓交流学会

メディア掲載


当時のイベントの様子が取材され韓国内複数のメディアに掲載されました。
そのうちの代表的な報道局の記事です。

● 朝鮮日報

● 韓国経済


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