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Seesaw Booksより大切なおしらせ

大切なお知らせ

皆さん、こんにちは。UNTAPPED HOSTEL/Seesaw Booksを運営する株式会社PLOWの代表を務めております、神です。

この度3月末日をもって、2020年の5月より約4年ほど当社で運営してきた現・Seesaw Books2階の住まいを失った方向けのシェルターを終了する運びとなりました。そして、今後はシェルターや炊き出し等の非営利事業を、昨年2023年に私を含めた外部メンバーで立ち上げた一般社団法人WHO CARESの管轄へと移行し、新たなシェルターを別の場所でリスタートする予定です。また、シェルターとの併設がベストではありますが、時を同じくして福祉図書館の要素を加えた小さなコミュニティカフェの立ち上げも行います。

元々コロナ禍に始まった困窮者支援事業ですが、継続を期して収益事業として同建物内にSeesaw Booksをオープンしました。

オープンに際して行ったクラウドファンディングでは【札幌に、カルチャーと公共の境界線を溶かす「書店+シェルター」をつくりたい!】と言う呼びかけのもとに皆さんから多大なるご支援を頂き、これまでシェルターを4年、書店を2年半ほど運営して参りました。

しかし、コロナ禍も一定の収束に向かい宿のゲストも少しずつ戻ってくる中、まだまだ会社としては不安定な状況が続いております。その状況を改善すべく、かつこれまでの流れを引き継いだ形で株式会社としての新規事業「終活窓口サービス」を立ち上げました。

会社全体としての継続発展を考え、今一度株式会社としての業(宿・書店・終活窓口サービス)に集中すべく、このような判断に至りました。

この判断をするにあたり、形は変われども私自身の支援事業への関わりと継続はセットでご報告することは応援してくれている方々に向けて必須である、と考えており、WHO CARESとして新たな場所を立ち上げる目算がついたこのタイミングで本日皆さんへのご報告となりました。

これまで宿・書店スタッフも、根気強くこの活動に理解を示し、一緒に頑張ってくれました。今後は、私個人も理事を務めておりますWHO CARESが主体となり、支援活動を続けて参ります。株式会社PLOWとしても、寄付や場所の提供という、後方支援の形をとって支援事業に関わり続けて参ります。

とは言うものの、クラウドファンディングでの呼びかけで、"書店とシェルターが同建物内にあるということ”に、私と同じようになんらかの希望を見出し、支援をしてくれた方には約束を反故にしてしまっていることに変わりなく、この場を借りて私の力不足を心よりお詫び申し上げます。

新たな場所は、同じ北区で探しております。関心のある方、何か社会的な活動に参加したいというお志を持った方、物件をお持ちの方など、お声がけ頂ければ幸いです。

今後はWHO CARESのアカウントや私個人のアカウントなどで随時進捗をご報告できればと思っております。なお、炊き出し「おおきな食卓」は変わらずシーソーブックスの敷地で年2回のペースで継続していく予定です。

また、棚オーナーさんの賃料については、これまで”全額”をシェルター継続の為の費用として、食費、建物にかかる家賃・水光熱費の面積に従っての按分という形で使用させて頂きましたが、今後は建物が別になることを踏まえ、 ”3500円+税/月"の金額のうちから、"500円+”税/月”を事業の移行先であるWHO CARESへの寄付に充て、書店、支援共に持続可能な形をとりたいと考えております。

この点に関しては、こちらの事情での判断ですので、ご意見等ありましたら遠慮なくお伝えください。言葉を尽くして個別にも説明して参ります。

引き続き株式会社PLOWとしての事業の継続発展、そして一般社団法人WHO CARESでの上記事業を通じて、形は変われども、今後もケアの輪を拡げる一助となれたらと思います。

株式会社PLOWとしての想いは変わらずに「共に支え合う社会」の実現であり、文化を次代に接続することです。

何卒ご理解賜れれば幸いです。
今後ともSeesaw BooksならびにUNTAPPED HOSTELをよろしくお願い致します。


株式会社PLOW
神輝哉

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