0-1でも完敗。ホーム無敗の『王者』に突きつけられた課題。

2024年6月8日土曜日
清水対藤枝
0-1の敗戦。
一歩ずつしか進めないなら、その歩幅を大きく力強く。
旅は続く!!



この日は名鉄観光さんのバスツアーでスタジアムまで向かいます。
総勢60名強の参加者が集まったということでバスの中もほぼ満席。
ワクワクとした雰囲気が最高でした。

いつもありがとうございます!



スタジアムから駐車場までは少しだけ離れていましたが、藤総のクソ長階段で鍛えられているので問題ありません!

「勝つぞ!」と意気込む夫婦。

到着すると静岡美容専門学校さんからお声かけを頂いて、お嫁さんのヘアセットとフェイスペイントをしてもらうことに。

毛量多すぎて、この後髪留め、ゴム弾け飛びました。
素敵な玉ねぎヘアーにまとめてもらいました✨
10番!藤色!

ありがとうございました!!



スタジアムグルメももちろん購入!!

コンコース内売店で買った明太マヨポテト。明太マヨが多くて嬉しい。
天神屋さんで買った餃子フランク。予想以上に餃子餃子していて美味い!
天神屋さんの大人様ランチ。試合終了後に食べたんですが、癒されました…唐揚げ大きくてうめ〜!



アイスタに駆け付けた藤枝MYFCファンサポーター。素晴らしい熱気でした。

用意された座席は完売。
去年のアウェイ清水戦とは比べ物にならない空気感がビジターエリアを包みます。
ファッションとして着飾るための「ダービー」という言葉は要りません。
欲しいのは誇り高き蹴球都市100年の歴史に相応しい新たな1ページ。
「エンターテイナー」である藤枝MYFCファンサポーターの手で創り上げていきましょう!



試合はミラーゲームとなりますが、個の力で圧倒しようとする清水さんを藤枝が組織力でカバーする戦前の予想通りの展開に。
清水さんが猛然と藤枝ゴールに迫りますが、北村選手が好セーブを連発。
ゴールを割らせません。
藤枝も前半終了間際に矢村選手が豪快なミドルを放ちますが権田選手に阻まれて0-0で試合を折り返します。

後半も相変わらず清水さんペースですが、全員が必死に走り北村選手が文字通り「守護神」としての役目を果たして得点を決めさせません。
しかし、67分に今まで最大限に警戒していたはずの乾さんをフリーにしてしまうと、そこから北川選手に。そのままゴール。

先制をされて後が無くなった藤枝MYFC。
この時、選手達がビジターエリアを見つめていたこと。忘れません。

攻撃のギアを上げた藤枝MYFC。
何度もチャンスを演出するも最後のクオリティが足りずにゴールまで辿り着けません。
88分には再度矢村選手がこぼれ球をボレーシュートで叩き込みますが、ここも権田選手がビッグセーブ。
「王者」を沈めることが出来ず、藤枝MYFC勝ち点0。
一桁順位で後半戦を迎えることは叶いませんでした。


結果は0-1ですけれども、決定的な場面を何度も作られましたし、そこはもっともっとわれわれのオフェンスの時間を増やさなきゃいけなかったのかなと。奪ったボールをもっとつなぐだったり、相手がそこまでハイプレスに来ていないのにロングボールを入れてしまったりというのが散見された。まだ映像を見ていないので、ハッキリは言えないですけども、もっともっとボールを動かすのがわれわれのスタイルであり、理想なので。もちろんトップの圧力っていうのは多分感じたとは思いますけれども、もっともっとやれたのかなと。

その中で1点を失って、さあここからというところで、そこは最後まで戦ったのかなとは思います。ただいま言ったように、もっとできることがあったんじゃないかと。やっぱりもっともっと、シュートで終わる回数も少なかった、ラストパスがズレてしまったり、その前のパスで相手に行ってしまったり、簡単に失ったりというのが僕の中では散見された。ですから(目標を)プレーオフ圏内と謳っているのであれば、こういうチームに対しても、例えばですけどボール保持率とか、パス本数とか、パス成功率が上回って、その中で0-1、0-2だったら良かったと思うんですよね。ということを考えると、去年の後半のほうが良かったのかなと僕は思います。

J公式須藤監督インタビュー

--試合を通してもっと自分たちの形を作れたはずだと?
そうですね。試合を通して。攻撃回数が少ない、ボール保持が少ない、藤枝らしくはないですね。相手のCBとボランチの間にもっとボールが入れば、(攻撃で)スピードアップができたし、ゴール前での崩しも増やせたと思います。

J公式杉田選手インタビュー

(試合内容は)コテンパンだったと思います。90分間支配されていましたし、自分たちの時間というのは作れなかったと思いますし、自分たちが目指してる舞台というのはこれぐらい厳しいのかなと。ただ、切り替えないといけないと思いますし、まだまだ上位の相手と試合もあるので、本当に良い勉強になったかなと思います。

--なかなか自分たちの時間を作れなかったことに関しては、守備と攻撃とどっちに課題があったと思いますか?
両方ですね。攻撃も守備もリスペクトし過ぎたのかなというのはあるし、もっともっとやれる部分もあったのに。いつもなら見えている部分があったはずなのに、それを見れない、使えない。守備の部分も、いつもならやられないようなシーンでも、やっぱり相手のクオリティーが勝っていましたし、球際の部分で僕もそうですけど全体がもっともっと勝たなきゃいけない部分で勝ててなかったから、少しずつのズレが出てきちゃったのかなと思います。

J公式中川創選手インタビュー

この試合で監督と選手の両方が感じたことは「我々のサッカーではなかった」ということ。
前半序盤に攻撃の要であるアンデルソン選手が負傷退場してしまったことがゲームプランに影響を与えたことはあると思いますが、それ以上に「清水エスパルスと戦う」ということが大きな足枷になってしまったことは否定出来ません。
そして、「チームとしてようやく勝ちを積み上げることが出来始めた今の状態を保ちたい」という気持ちが心に恐れを生んでしまったのかもしれません。いずれにしても不完全燃焼感の残る試合だった。
それが全てでしょう。

しかし、マイナスばかりではありません。
前田選手閑田選手が投入されてからの有機的な試合運びは本当にワクワクするものでした。
藤枝MYFCファンサポーターの持つ応援の力の素晴らしさは17,000人を超えるアイスタ来場者にインパクトを残しました。
そして、何よりこの悔しすぎる敗戦の課題はクラブを1段階上に押し上げるはずです。

--本当に悔しそうですね。
そうですね。個人的にも悔しい敗戦だったし、納得もいっていないです。背後を取られるシーンもありましたし、球際も戦えなかったなというのもあるので、去年のように0-5で負けていてもおかしくないゲーム展開だったと思います。攻守においてまだまだ足りないことがハッキリ出た試合だと思うので、切り替えてやっていきたいです。次、頑張ります。

J公式中川創選手インタビュー

首位エスパルスさん相手だからこそ、この先にある「J1」という舞台に自分たちはまだまだ足りていないことが実感させられた試合。
それならば、そこに到達するまで必死で努力するしかない。
選手達が前向きに練習出来るように、一緒に笑顔で勝利を喜べるように。
ファンサポーターもこの悔しい気持ちを燃やしながら後押ししていきましょう!


とはいえ、17,000人の大観衆の前で試合が出来たことはクラブ関係者全員が特別な喜びを持ったはずです。
それはファンサポーターも同じ気持ち。
初体験のラランジャギャラクシアは想像の何倍も綺麗で素敵すぎました。
他にも、自然と融合した歴史あるスタジアムやスタッフさんの対応。
美味しくて独創性のあるスタジアムグルメ。
どれもこれもが清水エスパルスさんに関わるすべての人の「愛」の賜物だと感じることが出来るものでした。



さあ、藤総もこんな夢のような「劇場」にしていくぞ!!
いつまでも先輩クラブに頼るのではなく、いつの日か恩返しが出来るくらい大きくなろうぜ藤枝MYFC!!
長い旅になるけれど、楽しんで一歩一歩進んでいこう!

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