「J1基準の強さ」を超えられない原因。

2024年6月15日土曜日
明治安田J2リーグ第20絶対
ホーム横浜戦
1-3の敗戦。
「シンプルな弱さ」と真っ直ぐ向き合い、「シンプルな強さ」を掴め!!


この日からホームナイトゲームということもあり、いつもより時間に余裕を持って行動出来た今節。
久しぶりにバス待ちにも参加しました。
今回「いもじぇんぬ」さんのプレゼント企画に当選し、生まれて初めてS席で観覧させていただくことになりました。
そのため、ゴール裏で声を出せない分ここで声を出し尽くします。
清水戦から目に見えてゴール裏中心部が分厚くなっている藤枝MYFC。
このまま、のびのびとやりたいことやって欲しいです。
若者よ、沢山失敗しよう。


そして、スタグル。
今回は選手コラボ商品が多くて目移りしてしまいました。

浅倉選手の「ネギ塩ゴマ油たこ焼き」
須藤監督の「情熱男の超攻撃的牛串」
いもじぇんぬさんの「おいもチップス」
スタグル800円買うとビール100円になるキャンペーン。これからも続けて欲しい。
いもじぇんぬさんの「焼きいもフラペ」


試合は前半序盤にバタバタと横浜FCさんに押し込まれますが、そこから踏ん張り自分達の時間を作ろうとします。
しかし、細かいパスミス。
セカンドボールの回収に失敗。
球際の弱さなどが重なりアイディアを生かし切ることが出来ません。
逆に横浜FCさんは落ち着いて「自分達のサッカー」を展開。
1点目は個の力の違いを見せつけるドリブル突破から。
2点目はクロスを起点とした美しい崩しで失点。
共に中野選手から小川選手のラインからでした。
その後も攻め込まれますが、何とか耐え抜き0-2で後半を折り返します。

まずい空気が漂いますが、ハーフタイムの修正と後半から投入したウェンデル選手が抜群の推進力を見せます。
相手の裏を常に意識する推進力で流れを作り、51分にはボールに飛び出したウェンデル選手のラインギリギリからのクロスを矢村選手が押し込み1点返します。
この直後にも、矢村選手の芸術的フリックシュートを見せますが結果に結び付けることができません。
このまま藤枝MYFCペースになるかと思った矢先、54分山根選手の飛び出しに対応した内山選手がボックス外ファールで止めてしまいレッドカード。
押していた時間帯にスタメンGKが退場というピンチに陥ります。
少なくなった藤枝MYFCですが、その分空いたスペースを活かして攻撃的に試合を動かしていきます。
何とか一進一退の状態を作りますが、85分ついに堪えきれず室井選手の抜け出しからGK一対一。
これを北村選手の股を冷静に抜いて試合を決定付ける3点目。
このまま試合終了で藤枝MYFCは2連敗を喫しました。



前半は本当にサッカーの根本的なところができていなかっただけなのかなと思います。何かチーム全体として、緩みだったり甘さというのがもろに出た試合なのかなと思います。後半はそういうところをしっかり行こうという話になって、点を取れたのは良かったんですけど、ああやって退場した中でも、しっかりとクリアボールをつなごうとする意識とか、しっかり受けられる位置に立とうというところができていたところは、それがなぜ前半からできなかったのかというところだけの問題。それができていれば前半も違う展開になったのかなと思います。

J公式矢村選手インタビュー

10人になってあのカウンターも、守り方を1つ工夫すれば防げる失点だったので、一人ひとりの10人になる前の判断もそうだし、前半がすべてを分けたのかなというふうに思います。

J公式矢村選手インタビュー

ただ、戦術うんぬんの前に、もっとボールに食らいつくであったり、前に入ったボールをもっとつぶすというのは、ファウルは良くないですけど、やっぱりつぶさないといけないところはつぶさないと。そこの甘さというのは、もっと詰めていかなきゃいけないなというのは思いました。そこは後半ある程度できていましたし、10人になってからもやれていたので、次につなげたいです。

J公式杉田選手インタビュー

今日の前半は相手をリスペクトし過ぎたのかなというところに尽きると思います。何もしなかった。その前半がもったいなかったなというのが印象です。あれだけやられていて、0-2でよく帰ってきたなというところで、後半はわれわれらしく入ってきたボールはしっかり狙いましょうと。

ウエンデルがレイト気味に行ってしまったことは、相手の選手には申し訳ない気持ちでいっぱいですけれども、やっぱりあのぐらい行かないと、止められる相手ではない。「ファウルしろ」と言うんじゃないですが、もっとタイトにタッチディスタンスできるところまで寄せないといけない。それが非常に良い攻撃につながって、前半できなかったようなゴールが生まれたと。

J公式須藤監督インタビュー

ですから、後半の戦いというのを前半でもしないと、本当にもったいない時間を過ごすことになりますし、まったくチームとしても個人としての成長もないので、前半の代償というのを、次の……また同じような相手だと思います。質で勝負してくる相手に対して、どれだけ臆することなく自分たちの圧力を掛けることができるか、そこに尽きると思います。

J公式須藤監督インタビュー

「J1を知るチームにリスペクトをしすぎる」
これが藤枝MYFCのウィークポイントとして明確に浮かび上がってきました。
これは予算規模が少ない中でクラブ運営をしている藤枝MYFCにとって根深い問題となっています。
クラブ内で「J1基準」を知っている人材が選手、スタッフ全員含めてあまりにも少なすぎる。
そして、その意識が共有されていないため守りの硬い強豪クラブ相手に萎縮してしまう。
つまり、J1に行くための準備が足りていません。
この先、本当にJ1を目指すのであれば、この「基準」を知る人材。
そして、それをクラブ全体にまで浸透させることが出来る人材が急務となります。

ただ、この悔しすぎる敗戦がクラブに残したものは少なくありません。
前半からしっかり修正出来たこと。
突然のアクシデントでも北村選手が良い動きを見せていたこと。
そして、この敗戦の中でもファンサポーターが良い雰囲気を率先して作っていたこと。
2024年に築いていったモノが敗戦の中でも輝いていました。
最終節まで、この輝きを失わずに。
寧ろ皆が心奪われる輝きとなることを祈ります。

今日はご縁があって横浜FCサポさんの付き添いの方と観戦させてもらいましたが、スタンド席でサッカー好きな人とサッカー談義をしながら試合を観るのめちゃくちゃ楽しかったです!
普段ゴール裏で歌って叫んでいますが、スタジアムには色々な楽しみ方があることを改めて実感した日でもありました。
だから、スタンドの人はたまにゴール裏へ来て欲しいし、逆にゴール裏の人はスタンドに来て欲しい!
いつものスタジアムがより一層好きになること間違いなしだよー!


さあ2連敗!!
強敵との戦いは終わらない。
次はアウェイ長崎戦です。
しかし、恐れることなど何かあるか?
「勇気と信念を持って藤枝MYFCのサッカーを表現する」
やることはシンプル。
藤枝MYFCファンサポーターもクラブと共に戦いましょう!
ブレずに!前へ!

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