ピアノが弾けなくてもMIDIキーボードは必要か?【脳内ではカッコいい曲できてるのに...】
こんにちは。lofiビートメーカーのseekxです。
DTM/DAWで日々作曲中の皆さま、MIDIキーボード使ってますか?
欲しいけど種類が多くてどれ買えばいいかわからない…
ピアノ弾けないから買っても意味ないかな…
そんなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと絶対あったほうがいいです。
今回はその理由と実際にどんな種類のキーボードがあればいいのかを解説していきたいと思います。
※ちなみに私自身、楽器はドラムしか演奏できません。
MIDIキーボードを買おうか迷ってる方、また今のMIDI鍵盤を買い替えようとしてる方、そんな皆様の参考になれば。
ではいってみませう!
①そもそもMIDIキーボードって何?
DAW(作曲ソフト)で音源を鳴らす際に必要なキーボードですね。これ単体で音は出ません。
MIDIキーボードが無くても、マウスでMIDIノートをポチポチ入力していく方法でも音源は鳴らせます。
②なぜMIDIキーボードが必要なのか?
先にも書いた通り、マウスをポチポチしてMIDIノートを配置していく方法でも音源は鳴らせます。
「俺は楽器弾けないからキーボードは無くてもいいや…」
「MIDIノートでできるんだったら要らなくね?」
こう考えるのは自然な流れです。
ではなぜMIDIキーボードが必要なのでしょうか?
・ギタリストになるにはどうしたらいいか?
突然ですが、ギタリストになるには何から始めればいいと思いますか?
音楽理論を覚える…?
奏法を勉強する…?
バンドメンバーを探す…?
答えはギターを弾くことです。
当然ですが、ギターが弾けなければギタリストにはなれません。
コピーバンドであればもちろん原曲のギターフレースを練習する必要がありますし、オリジナルバンドでギターフレーズを考えるときも基本的にはギター片手に実際に弾きながらフレーズを考えると思います。
いきなりPCに向かってMIDIを打ち込んだり、譜面を起こしたりする人はなかなかいないのではないかと。
逆にめちゃくちゃギター上手い人にはそういう人もいるかもしれませんが、じゃあ何故そこまで上手くなったのか考えると…ってことですね。
・DAW上の作曲でも同じ
ということはDAWで音源を鳴らそうとする場合も、最初にやるべきことは理論を覚えたりプラグインのtipsを調べたりするのではなく、鍵盤を弾くことだと私は考えます。
ここで重要なのは、"弾けるかどうか"ではなく"弾こうとしているかどうか"です。
上記のギタリストの例えを聞くと「いや別にDTMで作曲したいだけでピアニストやキーボーディストを目指してるわけじゃないし…」という人もいると思います。
もちろんその通りです。
ただ、ギター弾けたほうがギターフレーズは考えやすよね、というのと同じく、メロディやコード進行を考えるときにピアノが弾けないよりは弾けた方が便利だよね、ってことです。
・頭の中で鳴ってる音ほど参考にならないものはない
めちゃくちゃイケてるフレーズ/メロディを思いついたのに、打ち込んでみたら思った感じにならない。
そもそも脳内と同じ音が打ち込めない。
こんな経験ありませんか?
私は2億回ほどあります。
これは実際にメロディやコードを弾くという経験が足りてないから起こることだと思います。
私はドラマーですが、脳内で思いついたリズムパターンを実際にドラムセットで叩いたときに、"思てたんと違う…"となることはさすがになかなかありません。
これは今までずっとドラムを叩いてきたからですね。
・タイム感をコントロールできる。
MIDIキーボードでは実際に鍵盤を弾くので、リズムを少しずらしたりコードを弾くときにちょっとだけタイミングずらす(タララン…♪ってやつが自由にできます。
わかりやすい例として、こちらをお聴きください。
メロディを弾いてるピアノの音を聞いていただくと、タイミング的にかなりずれていますね。
実際にMIDIキーボードを弾いて打ち込んだノートがこちらです。
ここでは浮遊感を出すためにわざとタイミングを遅らせて弾いています。
決してピアノが下手だからではありません。信じてください。
これをマウスで打ち込んでいって表現するのはかなり面倒だし再現できるかも微妙です。
【後編へ】
MIDIキーボードが必要な理由はおわかりいただけたでしょうか。
もちろん"俺のジャンルには必要ねえ!"っていう人もいると思いますし、作曲方法はひとそれぞれなので、一つの参考としてみていただければと思います。
◎次回予告
・鍵盤の数はどれくらいあればいいの?
・パッドはついてたほうがいいの?
・どこのメーカーのやつがいいの?
次回は実際にはどんなMIDIキーボード買えばいいの?という話を私の経験をもとにお伝えしていきます。
◎最近の筆者の活動
アメリカのレーベルDust Collectors Recordより、4/24に"Colors"という曲をリリースします。
こちらのリンクからプリセーブ(試聴予約)可能なので、Apple MusicやSpotify使ってるよ、って方はぜひ。
春にピッタリの、静かながらもメロディックな楽曲です。
Dust Collectors Recordからは本当に心地よい作品がたくさんリリースされているので、レーベルのその他楽曲やプレイリストも要チェックです。
毎週ビートメイクや曲作りなど音楽に関する記事を配信していますので、今回の記事が気に入った方はチェックしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
それではまた。
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