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楽器できない人がコード進行を考える方法

lofiビートメーカーのseekxです。

曲をつくる中で欠かせないのがコード進行ですよね。

1曲の中で1コードしか出てこない曲なんかもありますが、ほとんどの曲にコード進行があります。

でもピアノやギターが弾けない人からすると、


・コードの仕組みがわからない
・セブンスとか言われてもわからない。
・マイナーとメジャーもわからないのに進行もクソもない。
・マジで意味がわからない

こんな感じになってしまうこともあるのではないでしょうか。


僕はドラムしか演奏できないので、上記のような悩みが尽きませんでした。


今回はそんな"メロディ楽器弾けない芸人"の僕たちはどのようにコード進行を考えればいいのか書いていきます。


前提


躓いてしまう唯一にして一番の原因は、ゼロからコード進行を作ろうと考えてしまうことです。


例えば、画用紙を渡されて"なんでもいいので自由に書いてください"って言われるより"犬の絵を描いてください"と具体的なお題を言われたほうが描きやすくないでしょうか?


コードについても同じで、ましてや弾けないのにいきなりゼロから考えようとすると積んでしまうのは当然といえます。


①MIDIパックを使う


今は様々なメーカーから"サンプルパック"や"プリセットパック"といったものが販売されています。

サンプルパックは、ドラムやギター・シンセなどのフレーズ/単音がオーディオファイルになってパッケージされているもので、ダウンロードすると自由に曲の中で使える、というものです。

プリセットパックはシンセのプリセットが複数パッケージングされているものですね。

これと同じように、"MIDIパック"というものがあります。
コード進行やメロディラインのMIDIファイルが複数まとまっているもので、このMIDIファイルDAWのドラッグ&ドロップしてくると、DAWの自分の好きな音源で鳴らせます。簡単ですね。

こちらの記事も参考にしてください


自分の好きなジャンル、作りたいジャンルのMIDIパックを探してみるのは一つの方法です。例えば「Neosoul MIDI pack」等でGoogle検索すると楽しいですよ。

無料のMIDIパックなんかもたくさんありますので調べてみると楽しいですよ。


②コード進行のパターンを調べる


これは定番のパターンを調べるということですね。

コード進行には定番のパターンというものがあります。
例えば"カノン進行"や"小室進行""丸サ進行"などですね。
丸サ(丸の内サディスティック)進行はjust the two of us進行と同じですね。
全部曲のタイトルから取ってます。


ただ、慣れてきたらこれでいいのですが、慣れないうちはそもそもそのコードの構成音がわからないといったことも多いと思うので、ある程度コードの仕組みを理解してからこの定番進行を使って曲を作る、という順でもいいのかと思います。

③chordifyを使う


一番オススメの方法がこれ。
chordifyというサイトです。

これは、曲のコード進行を自動解析してくれるという非常に便利なサイトです。
しかもマイナーな曲でも問題なし。Youtubeにアップされている曲であればどんな曲でも解析できます。

試しにやってみましょう。


copelandの名曲Chin Up。この曲をchordifyで解析します。

chordifyのブラウザで「copeland chin up」と検索すると上記動画が出てきます。
検索方法もYoutubeと同じで非常に簡単。面倒な作業は必要なしです。

そして解析した結果がこちら


見やすい


すごくないですか?

再生ボタンを押すと曲が再生され、コード進行もリアルタイムでスクロールしてくれます。

これの良いところは、コード名とともに鍵盤の押さえ方も出てくるところです。これで構成音もわかるのであとはDAWでそのまま打ち込むだけです。


こちらは無料で利用できます。
有料版はPC内の音源を解析できたり、解析したコードをMIDI出力したりできるようですが、はっきり言って不要です。自分で鍵盤で打ち込んだ方が勉強になりますし、そのお金あるならプラグイン買ったほうがいいですね。


終わりに


コード進行ってDTMに於いて結構躓くことが多い、特に楽器経験があまりない人にとっては大きな壁になることもあると思いますので、この記事が何かの参考になればと思います。

今後はMIDIパックやchordifyを使って曲を作る過程なんかも公開できればと思っています。

毎週ビートメイクや曲作りなど音楽に関する記事を配信していきますので、今回の記事が気に入った方はチェックしてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました!
それではまた。


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