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君は必ず英検一級に合格する

#3 Strategy

やっと動き出したようだね。
一週間様子を見て、response がなければやめようかと思っていたが、
好意的に受け取ってくれているようで良かったよ。

英検一級の過去問をざっと見て、「できそうだな」と思ったんだろう?
そう、君は合格できるんだよ。

既に目的とゴールはセットしているから、次は戦略策定だ。
のちのち stray しないよう、君にとっての right path をここで固めよう。
まずは、一次試験の内容を見てみる。

1.  一次試験出題内容

英検公式ホームページより

注)君は2019年版に modify されたイメージを受け取っていると思うが、
  実は2024年から試験内容に変更が生じる。
  更に task が増え難易度は上がるが、今の段階で考える必要はない。

この表からは2つのことが読み取れる。

(1) reading と writing が100分、その後 listening の35分が始まる。
     listening は独立パートの為、reading と writingで時間調整が可能。

(2)readingの35問に対し、writingは1問(現在は2問)しか出題されない。

合計135分=2時間15分と長時間のテスト、どのパートも手強いため時間が余ることはないが、以下のような特徴があり対策は考えられる。

  • リーディング(空所補充)
    出題範囲に際限がなく単語の難易度は高い。ただし4択単語の正誤は明らかで、ひっかけ問題はない。
    ⇒ 覚えている単語の量で点数が左右する

  • リーディング(長文)
    専門的な内容だが、単語や文法はそれほど難しくない。Paragraph に応じた問題が出る形式なので、文章を遡って確認する必要はない。
    ⇒ Skimming ではなくLogical Thinkingが必要

  • ライティング
    政治経済・ビジネス・社会問題・芸術歴史・テクノロジー等、幅広い分野から一問出題される(2024年から要約が追加)。
    ⇒ 解答が思い浮かばず、 zero-sum game となる可能性あり

  • リスニング
    主文をリスニングした後に問題文が読まれるので、Retention 力が必要となるが、会話の都度マークシートする必要はない。
    ⇒ 目を閉じてリスニングできる(集中できる)

次に、配点と合格判定方法を見てみる。

2. 配点と合格判定方法

(1)配点について
  リーディング、ライティング、リスニングそれぞれの満点が850点。
  つまり「2550点(850点×3)」が満点。そして「2028点」で合格。
  これは英検が公表している合格基準点なので、毎回変わることはない。

  すると、79.5%(2028/2550)の正解率でないと合格できないのか?
  というとそうではない。この点数は「CSRスコア」という英検独自の
  「点数換算ベース」であって、実際の正答数で計算される「素点ベース」 
  ではない。

(2)CSRスコア換算について
  CSRスコアというのは、「全答案の採点後、統計的手法により導き出され
  るスコア」であり、単純な正答数からの自己採点はできない。
  つまり、結果が出るまで合格するか分からない。

  この手法にて素点がスコア換算される理由は、
   ① テスト毎の難易度を平準化するため
   ② 国際的CFER基準に準拠させるため

  あくまで推測の域をでないが、「高得点ばかりのパートやテスト回は、
  結果的に簡単だった」と判断され、「素点」→「CSRスコア」への
  換算率が悪くなるのだろう。

  因みに、「素点ベース」の合格点は正答率7割程度と言われるが、
  これも本当のところは分からない。

3. 君のこれからの学習方法

  TOEIC815点( listening 455 / reading 360)の君の実力を踏まえると、
  すべてのパートに力を注ぐのは得策ではない。
  もう少し、narrow down し、力の分散を防ぐべきだ。

  そして、上記より導き出される方法は・・・

  「ライティング学習」「単語学習」を強化、「リスニング」は現状維持   

  
となる。
  
  理由は以下の通り。

(1)ライティング学習からは逃げられない
  まずは「配点」。リーディング、ライティング、リスニングのそれぞれに 
  850点が配点されるため、仮にリーディング、リスニングで満点を取った
  としても1700点で合格点の2028点には届かない。
  
  つまり、ライティングを捨てて合格することは出来ない。
  さらに、白紙答案となる可能性がある最も危険なパート。

(2)ライティング学習のスタート地点はほぼ変わらない
  リーディングとリスニングについては、帰国子女などの英語猛者に
  分があるが、普段から時事問題についてライティングしてきた人は
  少ないだろう。

  英検一級を受験する段になって初めて取り組む人が殆どであれば、
  突出した上位者も少ないという意味で、CSRスコアは上がりやすいと
  想定される。

(3)ライティング時間を確保するための単語学習強化
  ライティングパートの時間確保のため、リーディングパートの時間を
  削減する必要がある。長文のリーディングスピードを上げるには時間が
  かかるため、単純語彙力勝負の空所補充問題に力点を置く。

(4)リスニングは何とか現状維持する
  毎日続けているBBCのリスニングで学習を代替する。
  その時の音響状況や疲れ具合で結果が左右するパート(君の場合)。

4. 検証

当初の受験結果紛失

Listeningは英検一級レベルに届いていないが、Writing のCSRスコアが高く、
全体をカバーしていることが判る。

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今回は少し redundant なメッセージとなってしまったが、君のことだ、
うまく受け止めてくれるだろう。

学習方法も固まったので、次からは単語学習だ。
いきなり Writing はしない。

Writing は Reading や Listening と違い、完全な正解はない。
いわば、Expresshion の世界。
多くの Words & Phrases が必要となる。

そういうことだ。
次へ進もう。

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