横矢桐の

ニュース記者(株式会社シードアシスト)。

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マガジン

  • 関西から伝える【シードアシスト独自取材】

    • 2本

    関西の地域に根ざしたニュースをシードアシスト所属記者の独自取材でお伝えします。 #シードアシスト独自取材

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「だんじりよ、永遠に」(二)

機動、RIJINDA 「だんじりは嫌いやねん。」 幼い頃はブロックでだんじりを作った。 小学校の3,4年にもなると、版画用の6本入りの彫刻刀を使って見よう見まねで木板にだんじり彫刻を彫っていた。 四つ車輪のついているものは曳き回すだんじり馬鹿だったのは中学時代。 高校入学と同時に青年団に入団し、ますますのめり込む。 だんじり彫刻師(木彫師)になりたいと親に打ち明けたのは高校卒業の頃だったが、その時は親に反対されて泣く泣く大学進学。 親は大学のうちにほとぼりも冷めるだろ

    • 「だんじりよ、永遠に」(一)

      木彫り師、前田の野望初夏、早くもだんじりのお囃子の音色が聞こえ始める。 そーりゃぁそーりゃぁと掛け声をあげながら走り込みをする男たち。と思えば、子供が横笛を自由に吹き鳴らして遊ぶ。鉛筆で机を叩いてお囃子の真似事をする。 当たり前に続いていくと思っていた風景が今、危機に瀕している。 新調1台1億円、事故せんかったら80年。そんな数字も今は昔。もはや新調をする町自体減り、新調にかけられる価格も大幅に下がっているという。 出会い 遡ること、5年。 フェラーリが、呉服屋

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