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いい人ほど陥りやすい

努力はどこまで続ければいいか
好きでヨガを始めたのに、なぜか楽しくない。
やめたいけれどやめたらどうなるのだろう、中途半端に投げ出したくない。
苦しいのは、努力が足りない私のせい、もっと頑張らないと。

努力というのは、どこまで続ければいいのでしょうか?
心が悲鳴をあげて、体も心も壊れたら、自分自身も、周りも”努力した”自分を認めてくれるのだろうか?それまでは頑張らないといけないのでしょうか?

こんな人ほど陥りやすい
普段、真面目で努力家、良い人ほどこういった気持ちになるまで自分を追い詰めてしまうことが多いようです。自分の決めた目標を達成するための努力を惜しまない、決められた事を成し遂げるまで努力する、人の期待に応えようとする。普段の仕事や生活で、いつも前向きに努力している人ほど、陥りやすくなります。

自分の内側からのサイン
そういった人達は、自分自身の感情を抑えてでも、努力をすることが可能です。しかしなぜか楽しいはずのヨガが、仕事が楽しくない。そんな時は自分が気づかない”内側からのサイン”だと思ってください。普段押し込めている感情が内側にある入れ物の蓋を押し上げて、自分自身にサインを送っている時です。普段は楽しいものが楽しくないと感じる時は、まず自分自身の内側に目を向けてあげましょう。

一かゼロかで決めない
例えば、ヨガの練習。時間であったり、シークエンスであったり、自分の成長のために、ここまでは毎日やると決めて、努力をしづつける。けれどその決めた目標自体に縛られてしまっていないでしょうか?できない自分自身や、できない日があることにストレスを感じてしまう。

そんな時は、長期的な目標とより身近な短期的な目標を分けて考える事をお勧めします。遙か彼方に見える山の頂上を目指す。何日もかかるその道のりに、今日はどこまで、午前中はここまでと決める。目標を小さく分けることで、少しずつ達成したことを増やしていく。山の頂上への登頂はその小さな達成の積み重ねです。

適当に力を抜く楽しむことが大切
ヨガにおいて一番難しいことは、毎日続けることです。難しいアーサナができるようになる、沢山ヨガのポーズを覚える、こういったことは、モチベーションを保つチャレンジングな取り組みであることには間違い無いです。しかしそればかりをみていると、壁にぶつかりがちです。

毎日ヨガのマットに立てたこと、5分でもヨガができたこと、アーサナは練習できなかったけど、プラナヤマ、瞑想が練習できたこと。どれも練習です。

ヨガの八支則にある、ヤマ、ニヤマは普段の生活の中で実践できる練習です。マットの上は1時間2時間ですが、それ以外のもっと長い時間でヤマ、ニヤマを意識して練習することもできるでしょう。

努力の中に、楽しむエッセンスを忘れずに!



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