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ドクダミ茶をつくる

先週にお客様のご自宅でたくさん摘み取らせていただいたドクダミですが、

一部は”ドクダミチンキ”にして

残りの大部分は”ドクダミ茶”にするために乾燥させていました。

幸いに梅雨入りしているにもかかわらずお天気続きのおかげで

パリパリに乾燥できました。

今日は、朝から最後の仕上げで

乾煎り焙煎して仕上げ。

天日乾燥しただけの物より 匂いも薄くなり 焙煎することで香ばしく甘味さえも出てきます。

どくだみは「十薬」とも呼ばれるように、多くの効能がある薬用植物です。

葉や茎にはさまざまなミネラルが含まれていますが、もっとも豊富に含まれているもののひとつがカリウムです。

カリウムは利尿作用があるミネラルで、体内の水分を体外に排出させてくれる働きがあります。

水分と一緒に体内の有毒物質や老廃物も同時に体外に排出してくれると言われているので、デトックス効果が期待できます。

最近ちょっとむくみが気になるというときには、どくだみ茶を飲んでみるといいかもしれません。

塩分の摂りすぎは高血圧の原因となりますが、これは体内の塩分濃度が高くなると浸透圧の関係で細胞内の水分を血管に引き込むことで血液の量も増え、同じ太さの血管であってもたくさんの血液が通ることになるからで、血管と心臓に負担がかかるのが問題になります。

そこでカリウムを適切に摂取すると、体内のナトリウムや過剰な水分を排出できるのです。

また、どくだみには血管の老化を抑えるクエルシトリンという成分が含まれているため、相乗効果でより高い高血圧予防を期待できます。

また、クエルシトリンには炎症を抑える作用もあるといわれています。

胃炎や胃潰瘍の症状があるときには、コーヒーなどのカフェインを含む刺激物は飲まないほうがよいといわれますが、どくだみ茶ならほとんど含まれないので体に優しいですね。

このクエルシトリンや、同様にどくだみに含まれるイソクエルシトリンには緩下作用があり、便秘解消効果も期待できます。

そのほか、クエルセチンには脂肪の吸収を抑制する効果があるなど、ダイエットにも強い味方になってくれそうです。

こんな 嬉しい話が多いドクダミですが(なので十薬とも呼ばれていますが・・・)どんな良いものにもデメリットはあります。

どくだみにはカリウムが豊富に含まれていると書きましたが、腎臓の機能が低下していたり、高カリウム血症になっている場合は、カリウムの利尿作用が負担になることがあります。

また、高カリウム血症を起こしやすい薬を飲んでいるときも、同様に注意が必要です。

どくだみには緩下作用があるため便秘を改善する効果があるといわれていますが、飲みすぎると下痢を起こすこともあるので気をつけましょう。

また、体質によっては少ない量でも下痢になりやすい場合もあります。

そのほか、大量に飲むと光線過敏症(光を浴びることで皮膚症状が生じる病気です)になる可能性があります。

ともかく、

まぁ これだけあれば しばらくは大丈夫でしょう。

わたしの飲み方は、お茶にして飲みますが、

その際に、一つまみのセージとブラックミントをブレンドしています。

頭も身体もスッキリで楽になります。


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