【4コマ漫画】気持ち悪いのは
絵がうまいわけではないのですが、人生で始めて4コマ漫画を描いてみたよ。(27歳)
こんな味気の悪い感じのデビュー作になってしまった不本意だよ。(うそだよ。)
普段小説を書くときは、全体が形になるまでに「練り」が必要だし、エピソードや寓意が思いついてもどこかで噛み合わなくなったり、それを調整していると「練り」が瓦解していったりして、小説のテーマ自体に自分で確信が持てなくなってきたりして。
結局完成せずに塩漬けになっているものがかたくさんあったりして。
でもそんな小説という器を満たすには心もとないアイデアたちも、4コマ漫画という器なら綺麗に満たしてくれたりするということに気が付いちゃった。
これは画力云々を言い訳にして手を出さないわけにはいくまい。
結論めいたものがなくても良いのは小説もそうだし、すべての芸術においても確かにそうなのだ。
しかし、小説については着地点は用意しないと、それが芸術的なまでに破壊的なものである場合を別として、敢えての宙ぶらりんなのか、作家の怠慢なのかがわからなくなる。たぶん書いている本人にもね。
でも4コマ漫画という器なら、作家が考え途中のものが綺麗に形にできる。考えを放棄したものでも形にできる。
形にすれば残るし、残ったものは他人や未来の自分の思考をいずれドライブさせる。
ということで、ちょっと気まぐれに今後も描いていきたい4コマ漫画。
ついでに画力も上がればなお良いが、ついでで向上するほど甘いものではないのは、身の回りの絵描きを見ていればわかるんだよね。
anyway。
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