コンテンツの力&今週編んだもの#003

前回のnoteで書いたように、編んでいる間は頭が退屈しているので、いろいろなコンテンツを粛々と消費しています。

パートナーが一緒の時は映画を観てますが、昼間に一人で家にいるときには主にスマホやPCで動画を視聴しています。以前はニコ動がメインだったのですが、最近は新しくできた動画プラットフォームのシラスがほとんどです。

シラスにはいくつかチャンネルがあって、私は二つのチャンネルを月額購入、あと二つのチャンネルの購入を検討中で、それ以外は都度購入しています。つまり、めっちゃ課金しています。

なぜそんなに課金できるのかっていうと、それはもうコンテンツとしてめちゃくちゃ面白いからです。

例えばアーティストの弓指寛治さんのSur-Vive!は、昨年12月にチャンネルを開設、昨日で五回目の放送。内容は、ご自身の作品解説や制作過程、制作に至るまでのリサーチの模様やなぜそのテーマで制作することになったのか、展示の様子や展示が終わってからの顛末に至るまで、等々。視聴した人は弓指さんのドローイングを一枚ダウンロードできる特典付きです。

弓指さんの制作には哲学というか思想というか、深い考えが背景にしっかりあって、様々な資料や本を読んでいたり、リサーチの時は事前の情報に囚われずたくさんの方々の話を聞き、どんな経験もどんどん受け入れて突き進んでいき、最終的には予想していた地点から遥か遠くまで到達している。とにかく、コンテンツとしての力が強い。めちゃくちゃ強い。

私はその他に福島県いわき市小名浜のローカルアクティビスト小松理虔さんのチャンネルも月額購入する予定です。小松さんの活動や著書の背景にある思想や、復興にまつわる様々なことに対する批評的なお話を、福島のお酒やおつまみを召し上がりながら展開されます。それがもう本当に美味しそう。飲めない食べられない時間帯に視聴するのは非常に辛かったです笑。日本酒が好きだけどすぐに酔っ払ってしまって、なかなか手を出しにくい私ですが、広島の地酒を地元のおつまみと共にもっとちゃんと味わいたいなと思ってしまいました。お酒が進んでくると話がますます深くなっていく、そこもシラス動画の良さの一つです。

とにかく、何かを作っている人々で、作っているものそれ自体も素晴らしいのに加え、それについて語り始めると止まらない、その内容がとても興味深い、気付かされることがたくさんある。そんな方々は、とてもよく勉強されている。とてもよく考えている。それぞれの哲学や思想がある。つまり、そういうことですね。なぜ彼らのコンテンツがめちゃくちゃ面白いのか。

翻って、自分自身の作品はどうかと考えるわけですよ。なぜ自分はこういう作品を作っているのか。そもそもなぜ自分は編み物にこれほど惹かれるのか。そういうことについて、考えなくちゃいかんなあと彼らのコンテンツ力にあてられている訳です。

とりあえずのキーワードとして、秩序、フェミニズム、ハンドメイドという言葉に対する拒否感、職人とアーティストの違い、みたいなことをぼんやりと考えています。考えたことをここに書いていけるよう、たくさん考え、勉強しなくてはなと。

そして、手始めにこちらの本を買ってみました。読まなきゃ。てか、読む時間あるのか、私。

日本語で編み物というワードで検索したら、作品パターンばかりヒットしちゃうのでね、なかなか編み物の歴史とかそれにまつわるいろんなことを読もうと思っても行き当たるのが##難しいですね。手当たり次第にまずは読んでみようと。

さて、今週編んだものです。

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ようやく仕上がりました。Katia Ingenuaとプリンセスアニーで編んだマフラーです。ふわふわ〜

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Katia Paintのスヌード。良い色です。自分で使おうかと思ってますが、これに合わせるコーディネートがあったかなと思案中。

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同じ色番のKatia Paintのスヌード。同じ色で配置が変わってます。気まぐれにたて横変えてるので、同じようには編めないでござる。


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