オンライン秘書の差別化は必要なのか?
すでに6月!今年もすでに半年が過ぎようとしていますね。今年前半の大仕事を終え、ほっと一息ついている今日この頃です。
先日、オンライン秘書の同業者の方とお話をする機会がありました。そこで出たお話で、いろいろと自分のスタンスを考える機会をもらえたなぁと思うことがあったので、今日はそのお話をしてみようかなと思います。
オンライン秘書として差別化は必要か?
オンライン秘書の仕事をしていく上で、自分を選んでもらえるよう差別化は必要か?というお話になったんですが、皆さんは必要だと思いますか?
これについては、必要だ!という人もいれば、必要ないよという人もいるかと思うのですが、私は差別化はその人の仕事のやり方や考え方によると思っています。
大きな事業をしていたり、商品を売りに出したいという場合、他社と何が違うのか、自社の特徴を知ってもらう必要があり、その中で選んでもらう戦略や対策を打ち出していかなくてはいけないかと思います。
けれど、多くの人を対象としていない場合、差別化が必ずしも必要かと問われると、私は特に差別化に重きを置かなくても良いのではと思っています。
つまり、必要な人にだけに届けばいいと思っている場合。
その場合、自分という人間を必要としている人がいれば、自然とその相手に見つけてもらえるようになっていると私は思っています。たとえ多くの中に埋もれていたとしても。。。
種を蒔き、時を待つ
もちろん、何も行動していなければ選んでもらえることはまずありません。だから種を蒔くのです。
人に会い、自分を知ってもらう。
その行動をしていれば、時間にラグはあるかもしれませんが、いつか芽が出る日が来ます。自分という人間を知ってもらい、この人に仕事を任せたい、一緒に仕事をしたいと思ってもらえる、そして自分も一緒に仕事をしたいと思える相手と仕事をする。それがお互いにとっていい関係を築く方法の一つでもあるかなと。
これは、オンライン秘書の特徴を考えるとというところからきているのかもしれません。
オンライン秘書は、個人情報を扱ったり、クライアントのバックヤードをサポートをする仕事なので、信用と信頼が必要な仕事です。全く知らない見ず知らずの人に、パスワードやIDを託すことは本当に怖いことですよね。となると、仕事ができるかどうかより、相手を信頼できるかどうかの方の優先順位が高くなります。
そう考えると、他の誰かより何かが優っているというところは二の次なんですよね。だから、私はオンライン秘書が依頼をしてもらえるかどうかに一番影響するところは、その人の人と成りだと思っています。
なので、差別化よりも、自分がどういった人間なのかを知ってもらうことの方が重要なのではないかというのが私の結論です。
何を重要視して仕事をするのか
こういう結論に至ったのには、私の中で「何をするのか」ではなく、「誰と仕事をするのか」を重要視しているからだと思います。
オンライン秘書の仕事は、クライアントとの相性がとても重要です。先に話したように、バックヤードを預かる仕事なので、ほぼ毎日クライアントとやり取りを行います。その中で、クライアントのやり方を把握しつつ、お互いすり合わせを行い、ベストな状態へと持って行く。その過程で、お互いのズレを修正していくわけですが、そこがどうにもうまくいかない場合もあります。
その要因は様々で、どちらが悪いというのではなく、お互いの仕事のやり方だったり、リズムだったり、性格だったり、考え方だったりが関係していて、相手に合わせるというだけでは補えないものがやはりあるんだと思います。
お互いのすり合わせがうまくいかなくなると、毎日のやり取りの中で小さなストレスが溜まるようになり、それがいつしか大きなズレへと変わっていく。それはお互いにとってハッピーにはならないですよね。
そう考えると、やはり相性というのはとても重要な要素なんです。
なので、まずは自分の人となりを知ってもらって、この人にお願いしたいと思ってもらえること。そこから初めて依頼をしたいと思ってもらえるんじゃないかなと。
オンライン秘書に仕事を頼みたいと思うクライアント側も、私たちオンライン秘書も、どういったことができるのかの能力の前に「誰と一緒に仕事をするのか」が重要だと私は思っています。
こういう想いを持っていると、依頼してくるクライアントの皆さんも自然とそう思っている人が多くなるのではないかと思います。ある種、自分の想いが相手を引き寄せますから。
自分がどう仕事をしたいのか、何を重要視するのか。
そこが明確になれば、差別化が必要なのか、そうじゃないのかが自ずと分かってくるんじゃないかなと私は思います。
今回質問を受けたことで、自分の中の想いが改めて浮き彫りになりました。こうやって考える機会を与えてもらって有難いなぁと思いましたし、誰かと話をして自分の考えをアウトプットすることって本当に大切だなと。
仕事への想いや考えは十人十色。他の誰でもなく、自分の軸となるところはちゃんと持っていたいですね。
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